これからの高感度!? 「Lomography Color Negative 800」は価格と品質と使い勝手。バランスに優れたネガフィルム

ロモグラフィーのISO800のネガフィルムです。NATURA1600も生産終了になり、最も高感度なカラーフィルムでもありますね。

後は「フジフィルム SUPERIA Venus800」と「コダック PORTRA800」です。
Venusも今年で生産が終わるので、2020年からは超高価なPORTRAか、ロモ800になりますね。
海外には「Cine Still 800 Tungsten」もありますが、こちらも高価。

 

価格の割に高品質!?

ロモにしては、っていうと失礼だけど、発色も品質も悪くないですね。昼間の撮影でも問題なく使えます。

高感度の粒子の荒さもそこまで気にはなりませんでした。
むしろ低感度の「Lomography Color Negative 100」の方が気になったくらいです。

 

室内でも手持ちでガンガン撮影できます。僕は普段、ISO100を使うことが多いので、使い勝手もいいなと思いました。

コントラストは「Lomography Color Negative 100」ほど強くはありませんが、黒と白の猫は滑らかなグレーさはなく、黒と白になっちゃっていますね。

 

色の特徴は緑かぶり

使い勝手は良いけど、気になるのは緑かぶりですね。
緑が強く出るというよりも、薄い緑のフィルターを通している感じ。

室内だと緑がより強調されます。色温度の耐性もないのかな。
ちょっと試してはいませんが、紫系のフィルターを使えば緑かぶりも消えるかもしれませんね。

それはそれでこのフィルムの個性も消すことになりますが。

ちなみに、同感度の「フジフィルム SUPERIA Venus800」はさすがの高品質。色被りもなく、白いですね。

 

安さと品質と使いやすさ

このニャンコ写真はお気に入りです。「綺麗に撮れるんだなー」と、ちょっと関心。

価格は3本セットで2,500円。1本800円ちょっと。
FUJIのVenus800が1,000円で、ポートラ800は1,800円くらい。Venusが無くなったら、出番が増えそうですね。

価格と品質、日中に野外でも使えるし、室内でも使えます。緑被りを考えるとポートレートには不向きかもしれませんが、オールマイティーに使えるフィルムですね。

 


オススメ度 ★★★☆☆
ふんわり ★★☆☆☆
鮮やか ★★☆☆☆
ノスタルジー ★★☆☆☆
ドリーミー ★☆☆☆☆
キレイ ★★☆☆☆
面白さ ★★☆☆☆
価格 ★★★★☆

 

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