あんた粗悪で最高やん!えっでもそんなぁー…「Lucky NEW SHD100」

怒られそうなタイトルですね。でも好きなモノクロフィルムなんです。とりあえずそれは言っておきます。
でも大どんでん返しがあります。それも言っておきます(笑)。

2012年に販売が中止されたのですが、2017年に復活しました。中国製で生産終了前はかなり安価だった記憶があります。
今は700〜800円くらいですが、300円くらいで買った気がします。そこはフィルムの高騰化の影響もありますけどね。
今はさほど安価ではありませんね。

使ってみると面白くって、また買おうと思ったら生産終わって手に入らなくなりました。
そしてワークショップで「これ面白いやろー、もう売ってないから値打ちもんやでー」って言ってたら、再販が始まりました(笑)。

 

オールドレンズのようなハレーション効果

まるで古いカメラで撮ったようなハレーションが特徴的です。明るい(白い)部分がふわっとボケるのがノスタルジックでたまりません。

高いフィルムはハレーション防止層みたいなのがあるのかな。
だとすると、それをこのフィルムは無視して作っている感じですね。

 

光を意識して撮影するのがオススメ

このフィルムに限らず言えることではありますが、特徴を生かす為にとにかく光を意識しましょう。
うまくハマれば古いものや場所を撮った時の描写はまるでタイムスリップしたような世界になりますよ。

粒状性は悪くもなく、コントラストが強すぎることはないのですが、とにかく明るい部分や白に弱いです。
僕はそれが好きなのですが、猫や犬などの白い毛もふわっと飛んでしまうので、使い所も選ぶフィルムですね。



再販で品質向上!?

ここまで書いときながらですが、再販されてから品質が上がったような気はします。

どれだけ良くなったのかはわからないけど、ぽわっと感がかなり軽減されてます。
僕的には逆に唯一無二の個性が死んでしまいました。
品質なんてFUJIやコダックに敵いっこないのになぁ。昔のままの君が良かったのに!

成長するって、いいことばかりじゃないんですよね(笑)。ダメな部分も愛されているってことですね。

コダックのリバーサルフィルムも再販されましたが、どうなることやら。

なんだか普通にいいフィルムな気もするけど、、、中途半端やなぁー。

 

オススメ度(生産終了前) ★★★★☆

ふんわり ★★★★☆
コントラスト ★★☆☆☆
ノスタルジー ★★★★★ 
ドリーミー ★★★☆☆
キレイ ★☆☆☆☆
面白さ ★★★★★
価格 ★★★★★

オススメ度(再販後) ★★☆☆☆

ふんわり ★★☆☆☆
コントラスト ★★★☆☆
ノスタルジー ★★★☆☆
ドリーミー ★★☆☆☆
キレイ ★★★☆☆
面白さ ★★★☆☆
価格 ★★★☆☆