【はじめて使ったオールドレンズは神レンズ】Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 MMJ〜フィルムカメラ編(CONTAX 167MT)

ゴールデンウィークだというのに、どこにも出でいけず。暇ですよね。
「あーあー」なんてため息ついていましたが、我が家は毎年どこかへ遠出することなんてあまりないので、ぶっちゃけいつも通りかもしれません。

いつものGWってどこに行っても人が多いし、待ったり並んだりが苦手なんですよね。
そして我が家はGW明けに出かけていたのですが、今はそれは叶わない。早く出口が見えればなぁ。

 

さて。写真の話をしましょう。オールドレンズ、流行っていますね。いまが外出自粛だからか、一時期ほどのブームはないような気もしていましたが、当ブログの一番読まれている記事が以下のオールドレンズのまとめです。

 

PV数は毎日600〜800くらい。その多くがこの記事。「オールドレンズ」「神レンズ」でヒットするんですね。あとは「多重露光」や新しい記事。
そして写真と全く関係ない、「フィアーザ・ウォーキング・デッドがつまらない」って記事もよく読まれています。

ほんとは、個人的にはフィルムカメラを勧めたいのですが、「ミラーレス+オールドレンズ」からフィルムカメラにも興味を持つ方が増えると嬉しですね。

RAW現像でフィルム風もありですが、フィルムの工程そのものが楽しいですよ◎

 

「CONTAX 167MT」+「Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 MMJ」の作例

さて。僕がミラーレス一眼ではじめて使ったのが『Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 MMJ(カールツァイス プラナー)』。連載コラムのためにレンタルして使ったのですが、その後に購入しました。

いまでもオールドレンズとしてはメインで使っています。
やっぱり綺麗だしボケも好きだし、色の乗りはいいし、コントラストも丁度いいですよね。

もちろん、ミラーレス一眼だけではなく、僕はフィルムカメラでも使用しています。「CONTAX Aria」は高いので、「CONTAX 167MT」を購入、使用してます。

そこで今回は「CONTAX 167MT」+「Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 MMJ」の作例をご紹介します。
フィルムの相性はどれがいいかいろいろ試してみますが、どれもそれぞれいいんですよね。今回は最近の撮影分から3種類ご紹介。

 

FUJI PRO400Hの作例

ふんわりパステル風な発色が特徴のフィルム。それを活かすためには、コントラスト控えめレンズが良いかなと思ったのですが、流石プラナーさん、全く問題なく。相性も抜群です。

ふんわりしてるけど、締まりがいい。そんな一枚が撮影可能です。

 

だからポートレートにも最適。最近はあまり使っていませんでしたが、現像の仕上がりを見て、「やっぱり好きだなー」と再確認。
ちなみに僕は中判カメラでよく使っているフィルムです。

昨日もアップしたけど、この写真がやっぱりお気に入り。最近は自分が気に入ってる写真と世間にズレがあるのですが(笑)、どうでしょう? 僕だけかな。

感度は400ですが、描写は少し固め。表現が難しいですが『色味はふわっと描写はカリッと』という感じ。たとえるならフィルム界のたこ焼きですね (たとえ下手か)。

とにかく、他のフィルム作品と並べると、別物ですね。

ちなみに感度設定は100にしています。明るく撮るほど、このフィルムの特徴が出ます。

レンズのプラナーは逆光で撮影しても味が出ますね。スーパータクマーのようなゴーストは出ませんが、柔らかい光のベールに包まれます。

 

LomoChrome Metropolis 35mm ISO 100-400の作例

続きまして、ロモグラフィーがクラウドファンディングで販売実現したフィルム「ロモクローム メトロポリス」です。
支援させていただき、昨年末に届けられました。

 

発色はPRO400Hとは違う方向で控えめ。黄色・ピンク被りのレトロ調。プラナーとの相性も意外に良かったです◎

このプラナーのボケ具合はやっぱり好き。芯はあるのにとろみもある、たこ焼きのようなボケ(笑)。
使うと分かります。他のレンズとは違います。

色味は珍しいけど、ザラつきもあって、フィルムらしい、懐かしい描写ですよね。
やっぱこのフィルムいい。

ミラーレスでの作例はまた明日以降に出しますが、プラナーはフィルムカメラでも使って欲しいレンズです。ミラーレスで使う時とはまた違う魅力に気づくことができますよ。

フィルムやレンズの話がごちゃごちゃになってすいません。
次はカメラの話ですが「CONTAX167MT」は価格も控えめです。1万円前後で購入可能です。シャッタースピードも最速が1/4000と、機能面でも問題ありません。
注意点はフィルムを入れると自動で巻き上がるのですが、空回りすることがあります。
それでもエラーにならないので、撮影終了後に気付く、最悪のパターンも。

フィルムを入れてシャッターを切った瞬間に、裏蓋の右にある白いラインが回転していれば大丈夫です。
あとは、若干重たいですが、価格や機能を考えると破格ですね◎。

 

FUJI  Venus800

最後は生産終了が決まった「FUJI venus800」です。高感度フィルムなので、開放F1.4での撮影だと露出オーバーに。
プラナーの良さは開放でのボケ味でもあるので、野外での撮影相性はいまいちかなと。

この日は曇天だったので、F1.4でも撮影は出来ましたが、晴天の時は使いにくいですね。

フィルムそのものは高感度なのにザラつきも少なく、優秀。色温度による色かぶりもなく、ホワイトバランスがオートのよう。
あまり使用頻度はないのですが、生産終了が残念ですね。

ちなみにこのプラナーですが、レンズ名の語尾にMMJやAEJというタイプがあって、MMがドイツ製でAEは日本製となります。
AEJ の方が安いですが、プログラムとシャッタースピード優先が使えないようです。絞りの羽もギザギザになってしまう絞り値があるようなので、無難にMMJを購入がいいかと思います。

 


フィルムカメラってその場で確認が出来ないので、どうしても失敗が多くなります。
そして一度っきりでやめちゃう方もきっといるんだろうなと。。。いやぁ、僕なんてどれだけ失敗しまくってきたことか。

それでも、いまも続けてるのはもちろん魅力があるからで、ここに書いたりSNSで掲載するだけじゃなく、直接その魅力を伝えてくって、フィルムカメラのワークショップを開催しています。

コロナが収束したら、また開催しますので、ぜひチェックを◎

次回はミラーレス一眼での作例を掲載します。こっちもいいけど、そっちもいいですよ。