FNDから感度400のフィルムが発売されました。相変わらずパッケージが素敵です。めっちゃオシャレだわ。
FNDは、Film Never Dieの略です。フィルムは決して滅びない!このネーミングもいいですよね!!
ちなみに感度200のレビューは以下に。
この感度200のIROフィルム。ぶっちゃけ同じ感度を使うなら、近い色味の「AGFA Vista200」の方がいいやって思っていましたが、「AGFA Vista200」も生産終了。
まーた、オークションやアマゾンで高値で見かけるようになりましたね。
2019年の6月よりフジのフィルムが値上げということで、フィルム業界は暗めなニュースが多い中、「フィルムは決して滅びない!」なんて、イカすじゃないですか。てことで、これからもう少し使っていこうかなと思っています。
この会社、パッケージを見ると日本っぽいですが、オーストラリアです。右端の方、メルボルン。
そして箱の中にはフィルムと共にチェーンが入っています。「これでパトローネキーホルダーを作って!」ってことですかね。オーストラリアでも流行ってるのかな?ますます日本っぽい。。。謎です。


僕も作ったことがあります。
さて、余談が長くなりましたが、ここからがFND ISO 400のレビューとなります。
ISO200との違いは発色の良さ
ISO200は黄色かぶりでノスタルジックでしたが、新しいISO400は鮮やかです。もちろんいつものごとく、トイラボさんで無補正で仕上げていただいています。だから、この鮮やかさはこのフィルムの持つ個性です。
予備知識なしで撮影したので、被写体選びもなく、ただ撮りたいものを撮っただけですが、バラとの相性がとても良かったです。



コントラストも強くて、ネガにしてはゴリっとした仕上がりですね。赤や黄色系の色かぶりもありません。ロモのISO400よりもザラつきは少なめ。
そもそも、いま新発売されるフィルムって、既存フィルムになんらかの加工がされたものや、期限切れを詰め替えたものばかりなんですが、なんだろう、このフィルムは?
ステッカー剥がして出てきたのは、使い捨て用のフィルム

こういうの、あばいていいのかな(笑)? ステッカーをとりあえず剥がしてみました。中から出来てきたのは、使い捨てカメラの「写ルンです」に入っているフィルムでした。
いやー、どういうことでしょう?「写ルンです」ってここまで鮮やかに撮れませんよね。
撮影に使ったレンズがカールツァイスのプラナーだから、この発色になったのか? やっぱり、何かしらの着色がされたのか? それとも中身を詰め替えただけか?
いろんなフィルムを使ってきた僕ですが、これはよく分かりません。
ただ、性能も良いのでフジのフィルムな気はします。
販売サイトのサンプルも鮮やかですよね。
フィルムの色ってパッケージ(箱)の色とも言われています。黄色かぶりをする、ISO200は黄色いパッケージでした。ISO400は赤いパッケージ。赤の発色がとても良いです。AGFA ULTRA級のペンキを塗ったような赤です。

適度な柔らかさもありつつ、色の乗りが良いから引き締まった写真が撮れますね。たとえ中身がフジの写ルンです用のフィルムだとしても、コダックのポートラより、僕はこちらの方が好きです。
てことで、割とオススメなフィルムです。価格は27枚撮りで1,200円前後なので、ややお高め。
実際に撮影出来たのは26枚。たいていのフィルムは1,2枚は余分に撮れるので、やっぱり詰め替えたのかな?
もう1本購入したので、次はLC-Aで試してみよっと。
鮮やか ★★★★☆
ノスタルジー ★★☆☆☆
ドリーミー ☆☆☆☆☆
キレイ ★★★☆☆
面白さ ★★★☆☆
価格 ★★☆☆☆