ロモグラフィーがクラウドファンディングにより新しいフィルムを制作。その名も「ロモクローム メトロポリス」。
直訳で大都会ですね。
支援させて頂きましたところ、12月に先行で我が家にも届きました。ロモグラフィーのサイトでも販売スタートしていますね。
速攻で撮影して記事にしようと思っていたら、インフルエンザや前立腺炎になって、結局今頃に。
まだ若干闘病生活ですがとりあえず1本撮り切ったので記事にしてみます。さて、このフィルムどんな色になるのやら。
ロモグラフィーより引用
落ち着いたトーンと力強いコントラスト、深い黒を描く今までにないフィルム。イエローやグリーンのユニークな発色が楽しめます。ISO感度を100〜400の間で選ぶことができます。天候や光環境に合わせてカメラ側のISO設定を変えることで、仕上がりの印象が大きく変わります。
ドラマチックなカラーシフト、選べるISO感度
直射日光の下では被写体をシャープに写し、暖かい色はイエローやグリーンのトーンに変化します。街灯など照明の下では濃いグリーンのトーンに変化しやすく、ユニークな仕上がりになります。#nofilter – フィルターや加工なしでカラーシフトが楽しめるフィルムです。
期限切れフィルムのような魅力
今回の撮影はPENTAX SPです。直感的に相性が良さそうと感じたからです。
まだフィルム1本目ですが、僕はこの色味めっちゃ好きですね。優しい黄色被りです。
ほどよいザラつきと落ち着いたトーンは、いい感じで育った期限切れフィルムに似ていますね(笑)。
て書くと誤解を招きそうですが、期限切れほどザラつきはないので、黒が潰れることはありません。
鮮やかさはありません。撮影場所によってはかなり色味も失われますね。コントラストはほど良いです。
フィルム名は大都会ですが、大阪のディープスポットとの相性が抜群でした。
フィルム感度は100〜400。てことで感度設定は適当に変えています。というかマニュアルで撮ったので多少のズレもあります。
明るめに撮ると少し柔らかくなるかなーって感じです。
他にはない唯一無二のフィルムですね。いいんじゃないですか、これ。
問題は価格が1,600円ほどするので高いです。
また、現在ロモグラフィーのネットではセット売り(5本や10本)になっています。たくさん買っても割引もないし、他のお店で1本で販売されてから購入するのがいいかなと。
実店舗では1本で買えるのかもしれませんが、たいていの方はとりあえず1本試したいだろうし、そういう販売方法にすればいいのに。
ふんわりよりもレトロ好きにオススメ
光などの条件によってはふわっと感もでますが、レトロ好きにハマりそうなフィルムですね。
どのフィルムもそうかもしれませんが、たとえばフジフィルムのC200とか万人受けしそうですが、メトロポリスはダメな人はサンプル写真見るだけで「いらねぇ」となるかもしれませんね。
ただ、実際に自分で使ってみると「意外とええやん」と、気にいるパターンは多々あるので、一度くらいは使ってみても良いかなと。
個人的な感想は面白いし、好きな色。被写体や撮影場所によってフィルムを使い分ける僕としては、その新しい選択肢が増えたので嬉しいです。
エフェクト系のフィルムって色味が強すぎたり、わざとらしさが出るのですが、メトロポリスにはそれはありません。
「ロモクローム パープル」と比べてみても、被写体を選ばず使えるフィルムです。
僕の中ではとりあえず1本は自宅に確保しておきたいフィルムです。
フィルムパトローネは詰め替え用
別にこんなこと書く必要はないかもしれませんが、パトローネが詰め替えようのプラスチック。だから使い方が荒いと破損する可能性はありますね。
郵送などで現像に出すなら気をつけましょう。透明のケースに入れていたら問題ないですね。
鮮やか ★☆☆☆☆
ノスタルジー ★★★★☆
ドリーミー ★☆☆☆☆
キレイ ★★☆☆☆
面白さ ★★★★☆
価格 ★☆☆☆☆

クラウドファンディングについて
どうでもいい個人的な話なので最後に書きます。
基本的に「クラウドファンディング」というものがあまり好きではなかったけど、支援することで新しいフィルムが販売される。
それなら応援しようかと(笑)。
先に目処が立つビジネス。「せこい!」って考えもあったのですが(笑)、実際には金銭的には大儲けって感じもなく。
新しいものが生まれやすくなるのなら、クラウドファンディングもありなのかなぁと。
支援というか、フィルムを購入しただけと考えれば、一般よりも安くて先行で使える特典もあります。
投資と違って損はないですよね、たぶん。
【新しいフィルム】のお陰で柔軟的な考えが出来るようになりました。
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