2017年に突如発売された、感度400のネガフィルム。ブルーの箱、金の文字。目立ちたがり屋ですね。オーストラリアのフォトラボ「HILLVALE社(ヒルヴェール)」が生産しているようです。謎の多いフィルムで、中身はフジだとかコダックだとか。価格は800円ほど。高くはないけど、安くもないかな。
最近発売されるフィルムというのはたいてい、中身の詰め替えです。生産終了したフィルムを入れて再販しています。生産終了ってことは、期限も切れています。だから色も悪くなったり、ザラ付きも酷くなります。
これ、どういうことか分かりますか?
仮にお菓子でたとえると、賞味期限のポテチを、別のお菓子メーカーが引き取って、別のパッケージで販売しているんです。湿気っていて美味しくありません。
「なんて悪どい商売!」と思う方がいるかもしれませんが、それでも僕は楽しみだし、生産終了した中に好きなフィルムはたくさんあるので、どんどん来てっ感じです。
白がキレイなフィルム
まずはフィルム一眼で撮影してみました。パキッっと、スキッとしていますね。コントラストもやや強めでしょうか。影が強く出ています。ふんわりではなく、堅いイメージですね。
キレイに撮れるので先ほど書いた期限切れ疑惑も少しなくなりました。
続いてLOMO LC-Aで撮影してみました。ピントのやや甘めなカメラですが、クッキリですね。
やっぱり他のフィルムにはない特徴。
キレイ過ぎてトイカメラ系との相性はいまいちかもしれませんね。
続いて、コントラストが強めなので多重露光もしてみました。
やっぱり!多重露光との相性は良さそうですね。被写体をあまり選ばない、使い勝手のよいフィルムです。
常用になりそうです。
鮮やか ★★★☆☆
ノスタルジー ☆☆☆☆☆
ドリーミー ★★★☆☆
キレイ ★★★★★
面白さ ★★★☆☆
価格 ★★★☆☆
このフィルムには「DXコード」が付いていません。 DXコードというのはパトローネの裏側に書かれたコード(電気接点)で、カメラに『私の感度(ISO)は400です。36枚撮りです』って伝える為にあります。LOMO LC-Aのように感度設定が手動のカメラなら問題はありません。
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