ロシアのフィルムメーカー「シルベラ」から発売されたフィルム。世界で限定2,000本だとか。
最近よくありますよね、このパターン。試し撮りをしてみて、気に入っても、その頃には完売されている。
かといって、10本購入するのも勇気が必要だから、(笑)とりあえず3本購入。
このレビューする今は、もう手に入らなくなっているかもしれませんが(笑)、気になっているマニアックな方もいるかと思うので、書いていこう。
「シルベラ社」は2018年から出荷を始めた新しいフィルムメーカーです。写真家だけで構成されたチーム、みたいなことも書いていたので、「Film Photography Project」みたいな感じなのかなぁ。こういう熱さは日本にも欲しいですね。
とにかく。また新しいフィルムと出会えそうなので楽しみです。モノクロは種類も豊富なので、カラーに期待です。
詰め替え用パトローネ&DXコードに対応


オリジナルのシールが貼られていますが、なんとDXコードに対応したステッカーが貼られています。
DXコードとは、フィルムの枚数(24枚や36枚撮りなど)や感度をカメラに伝達するためのもの。自動巻きなどの機械式カメラに付いている機能です。
さてさて、それでは作例を見て行きましょう。
もしかしてただの期限切れ?でもそこそこ鮮やか。

割と鮮やかですね。だけど、感度100にしてはザラつきがかなり強めです。
このネットサイズ程度では分かりませんが、他のフィルムと比べると、期限切れみたいなザラつきです。粒子が荒い。
新しく制作された感じはありませんね。なにを詰め替えたのかは分かりませんが。

大阪の新世界ですが、こういう場所との相性はいいかな。ただ、問題は価格です。1本1,000円オーバー。
基本的に僕は期限切れのフィルムには500円以上は出しません(笑)。1,000円以上出して購入するのは、コダックのリバーサルフィルムとか富士フィルムのPROVIA400Xくらいです。って、考えると、まー正直いまいち。
10本買わなくて良かったレベルですね。
逆光で撮るとザラザラ

ネガフィルムの良さって、粘りです。白飛びや黒つぶれがなく、表現してくれること。
だけどこのフィルムは暗い部分はかなり潰れてしまってますね。そしてザラザラに。
良かったのは発色
「SILBERRA(シルベラ) COLOR100」はどこにも作例がなかったので、どんな場所や被写体に合うのかも分かりませんでした。なにも気にせずの試し撮りなので、結果自体はいまいち。ザラザラしているのと、あとは感度がやや落ちて暗めの写真が多かったです。
青や緑の発色はいいですね。これも気まぐれかもしれませんが、赤黄色っぽくなる写真は少なめでした。
コントラストはやや強めだけど、ゴリゴリではありません。色合い的にはいいんだけど、ザラザラが気になる。そんな塩梅。
仮に生産終了したフィルムの詰め替えだとしても、コダックではなさそうな。今回はLC-Aで撮影したので、次回は一眼に入れて、感度設定を50で撮ってみようかなと思います。
鮮やかさはいい感じだったので、他のカメラで撮影すると評価もあがるかもしれません。
今回は限定数での販売でしたが、新しいフィルムメーカーってことですし、今後に期待ですね。
コントラスト ★★★★☆
ノスタルジー ★★★☆☆
ドリーミー ★☆☆☆☆
キレイ ★☆☆☆☆
面白さ ★☆☆☆☆
価格 ★★☆☆☆
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