こんにちは、雨樹一期(あまきいちご)です。普段はデジタルでペット撮影をしていますが、フィルムカメラとオールドレンズをこよなく愛するカメラマンです。
2025年はフィルム事業が少し高まりましたね。
新しいフィルムカメラも販売されています。もっとどんどん再燃してくれたら嬉しいです。
そこでこの記事も2025年12月に少し追加することにしました。
さて、フィルムカメラを購入したけど、注意点をスルーしたまま使っている方は割と多いです。
かつての僕もそうだってし、未だに初歩的なミスをすることもあります。
正直、フィルムカメラにミスは付きものです。ずっと続けている方は、きっと何度か失敗しています。
これからはじめる方や初心者の方は、いつか失敗します 笑。
たとえば、裏蓋が空いちゃったとか。
でも、あらかじめ対策しておくことで防げるミスもあります。
ここでは、フィルムカメラ初心者の失敗と対策、重要なポイントを3点書いておきます。
目次
一枚も写ってないミスを防ぐために
現像に出したけど、未露光(1枚も撮影がされていない状態)で帰ってくることがあります。愕然としますよね。
これ、フィルムカメラをやっている方なら一度は通る道です。
原因はフィルムの空回り。感光したからではなくて、逆。全く感光されなかった状態です。
35mmフィルムなら、左側にフィルムをセットして、右側にフィルムの先端を引っ掛けますよね。
これが爪にしっかりと引っ掛かっていないまま、裏蓋を閉めて、撮っちゃうパターンです。
フィルムが巻き送られていないので、当然何も写っていません。
フィルムの現像所のミス!?って思うかもしれませんが、現像所に責任はありません。
フィルムを入れる前に|故障していないかシャッター窓を確認する
まずは故障していないか確認しましょう。故障といってもいろんなパターンがありますが、フィルムカメラの場合は露出とシャッターです。
露出(明るさの調整)が正しいかどうかを初心者が判断するのは難しいですが、シャッターが動いているかどうかは、自分の目で見てすぐに確認できます。

【手順】シャッター窓の確認方法
フィルムを装填する前に、以下の手順をルーティンにしましょう。
①カメラの裏蓋を開ける
②レンズを明るい照明や窓の方へ向ける
③裏側からレンズの奥(シャッター窓)を見ながら、シャッターを切る
④このとき、一瞬でも「光がパッと通って向こう側が見える」なら、シャッター窓は正しく開いています。
シャッターがちゃんと開いていれば、一枚も写っていない(未露光)ミスは防げます。
毎回フィルムの装填前に確認して下さいね。
シャッター音はしているのに、実は窓が開いていなかったという故障は意外と多いんですね。

後は電池残量の確認ですね。LC-Aならシャッター半押しで左側の赤ランプが点灯します(右は手ブレ注意のランプ)。
使用頻度にもよりますが、1年ほどで交換しましょう。
実は撮影途中で電池が無くなるパターンもあります。
フィルムの装填ミスを防ぐ
フィルムカメラによって、フィルムの装填方法は少し変わります。でも、防ぐ方法・確認方法は共通しています。
上記はLOMO LC-Aです。フィルムの先端を隙間に入れて引っ掛けるタイプですね。
だいたいどのフィルムカメラでも、フィルムの穴に引っ掛ける部分があります。
僕は上記の写真のように、フィルムの先端から二番目の穴に引っ掛けています。しっかりと引っ掛けたまま、空シャッターを切り、フィルムを2枚分ほど巻き送ります。
巻き送られているのを確認したら、裏蓋を閉めます。
ここで終わりではなく、確認作業を行います。これが大切!
フィルムが巻き送られているのを目視で確認する
その確認方法は簡単。しっかりとフィルムを引っ掛けて、裏蓋を閉めた後。フィルムが巻き送られているか、目視で確認すればいいだけ。
写真はLOMO LC-Aです。①巻送りのギアを回した時に、②連動して巻き戻しクランクが回転しているのを確認します。
これは一眼などでも同じです。基本的にはどんなカメラでも、どこかが連動して回ります。
フィルム装填した後に、それを確認する。たったそれだけのこと。
これだけで、一枚も写っていないミスは無くなります。
唯一、気を付けたいのは電池式のカメラ。撮影途中で電池が無くなる可能性もあります。
自動巻きのカメラならフィルムを入れて裏蓋を締めるだけで大丈夫。フィルムが送られていない時はエラーになります。

ただ、自動巻き送りのカメラで例外もあります。CONTAX 167MTなどは、フィルムが巻き送られていなくても、エラーは出ません。シャッターを切ると、フィルムのカウントも1→2→3と進んでいきます。
確認方法ですが、シャッターを切ると同時に裏蓋の右、小さな○の中にある白いラインが回転します。シャッターを切ってもここが回転しなければ、もう一度フィルムを装填し直しましょう。
フィルムには期限がある
フィルムには期限があります。箱のどこかに必ず書いています。
それは、その期限内に使うのであれば、ちゃんとした発色をしますよって意味です。フィルムは生もの、賞味期限と同じような感じです。
たとえば夏って暑いですよね。部屋の気温も35度を超えるかもしれません。湿度も高いです。
食品をそこに置いておけばどうなるでしょう?
たとえ賞味期限内でも、味が落ちたり、湿気ったり、腐る可能性もありますよね。
フィルムも同じです。劣化が進みます。
期限が切れたフィルムはどうなるか?


30年前のフィルムでも画像が残ることはありますが、まともな色ではなくなっています。
ちなみにフジのフィルムは性能が良くて長持ち。
10年切れでもほぼ劣化なしで使えることもあります。
フィルムの保存方法
基本的に、ネガフィルムやモノクロフィルムは、期限内に使うのであれば、それでもオッケーです。
でもリバーサルフィルムは悪環境に弱いです。だから販売店でも冷蔵庫で保管しています。
同じく、たとえ期限内に使うのあっても、購入後は冷蔵庫で保存しておくのをオススメします。
我が家には専用の冷蔵庫があって(めっちゃ減ってきたなぁ)、生産終了したものは冷凍して保存しています。
冷凍すれば半永久的に使えます。念のため、使用する前日に冷蔵庫に入れて、解凍させています。
注意点は、買いだめして冷蔵庫に入れておくと、家族から「邪魔だ!」と怒られることです(笑)。
ネガもモノクロも極端な悪環境は避けます。特に、炎天下の車の中に置いておくのはやめましょう。
だけど、期限が切れたことで絶妙な雰囲気になることもあります。撮ってみないと分からないし、それを期待していても、暗くて何を撮ったか分からない写真になることもあるので、ほぼ博打ですが。
期限切れが起こすミラクル


これもまたフィルムの醍醐味。結果を待つのは楽しみだし面白いです。
最近は(2025年)は、新しいフィルムもいろいろ発売されていますが、たいていは生産終了した期限切れのフィルムを詰め替えているだけだったりします。
新たにゼロからフィルム開発ってなかなかされないんですよね。
フィルムは光に弱いけど、全滅することはほぼありません
当たり前のことなんですが、撮影中に裏蓋を開けちゃったら感光します。
でもですね、「フィルム全てが感光する」ってことはほぼありません。実際にダメになる部分って目視できる範囲とちょっと、です。
上記の写真だと、目視出来る赤ラインはダメですが、パトローネの中(フィルムケース)の部分は感光されないし、右側にグルグルと巻き取られている部分も意外と助かります。
たとえば、撮影が終わって、巻き取ろうと思っても空回りしている。蓋を開けるとフィルムが千切れていた。
この時に『フィルム全滅、、、、』って思っている方が多いんですね。いやいや、まだ大丈夫です。
救済の余地はあります。
僕はそのまま暗袋に入れて、千切れた部分をテープで繋げて、パトローネに戻して、現像に出します。
ただ、それは難易度が高めだし暗袋なんてお家にありませんよね。なので、一般的にはカメラごとお店に持って行くのがいいですね。
最後の数枚がアウトなだけで他はちゃんと写っています。
なのでご安心ください。諦めて全部引っ張り出して、空に向かって「くそがー!!」と叫ばないで下さいね 笑。
わざと光漏れをさせてみるのも面白い
僕はわざと光漏れをさせて作品創りをすることもあります。少し光に触れた部分が、赤や黄色、虹色になるんですよね。
これもまた、フィルムでしか出来ないこと。
普通に撮るだけでも充分面白いのですが、フィルムならではの引き出しもたくさんあるんですよね。
この「自作光漏れフィルム」は大失敗も多かったですが、大化けすることもありました。
あと、撮影後にわざとほんの少しだけ裏蓋を開けたりしたこともありますし、モルト(裏蓋の溝部分に貼られている黒いスポンジ)を剥がして隙間から光が入りやすくしたこともあります。


フィルムに関する注意点って、逆に面白い点でもあります。フィルムの劣化や光漏れ。フィルムならではの遊びですよね。
まずはシャッターが開いているか確認。フィルムの空回りに気をつけて、確認さえしっかりとっていれば、一枚も写っていないミスは防げます。
フィルムをとことん楽しんでみませんか?
これからフィルムカメラを始めたい、学びたい方のためにマンツーマンのレッスンも実施しております。
お友だち追加して、お気軽にお問合せくださいね。
フィルムに関する簡単なお悩みなどは無料でお答えもしています。
オールドレンズの描写もエモくって、ステキですよ。フィルムカメラほど敷居は高くないのでおすすめです↓






















コメントを残す