カメラとレンズの個性を知るフィルム「FUJIFILM 業務用100(フジカラー記録用)」

業務用とも記録用とも言われています。パッケージは可愛さも全くないですし、名前も含めて堅苦しさもありますが、普通に常用していただけるフィルムです。

安価なのですでに使用されている方も多いかもしれませんよね。価格的には「FUJI C200」と同じか少し安いくらい。
24枚撮りで10本セットなどで販売されています。

撮影に行こうと思った日にフィルムがない、なんてこともあるので、とりあえず買っておいてもいいですよね。

 

カメラの個性を引き出してくれるフィルム

良くも悪くも個性のないフィルムです。だからカメラやレンズの個性をそのまま写し出してくれます。
その点も「FUJI C200」と似ています。

どちらも価格の割に粒状性が良くて優秀。フィルムらしさもしっかりとあります。

僕はどんなフィルムも無補正で処理してもらっていますが、基本の色バランスが良いので補正もしやすいフィルムですね。

 

カメラ・レンズ別で見る発色の違い

ここからは、カメラやレンズ別での発色の違いをご紹介します。
もともとはオールドレンズの試し撮り用に使いはじめたのですが、カメラやレンズの個性を知るのに最適なフィルムだと気付きました。

CONTAX T2・T3

CONTAX T2やT3に搭載されたカールツァイス製のレンズ「Sonnar(ゾナー)」は発色もよく、強コントラスト。
コントラストが強いので、白とびや黒つぶれを起こしそうですけど、そんなこともなく。
粘りもあって、ザラつきも控えめです。

 

ROLLEI 35

ローライ35はコンパクトカメラとしてはかなりオススメです(僕は持ってないけど 笑)。レンズはカールツァイスの「Tessar(テッサー)」です。
先ほどのゾナーに比べると、コントラストなどは弱め。癖のない使いやすいレンズですね。
フィルムを選ばないレンズでもあります。

コンパクトカメラとしては僕はLOMO LC-Aをよく使いますが、ローライ35の描写は一眼で撮ったかのようなシャープさ。本当に綺麗に撮れるカメラです。

 

OLYMPUS Trip35

オリンパスのトリップ35は優しい発色が特徴。強い逆光でも同じく粘りがありますね。グラデーションもなめらかです。
フィルムの柔らかさも損なうことなく、単純にキレイに撮れるフィルムだなと感じます。

 

OLYMPUS PEN FT

オリンパスのペンFTはハーフカメラです。通常1枚撮影する部分に2枚撮るので、画質はやや荒くなります。
大きくプリントすると、他のカメラに比べるとややザラつきは気になりますね。

レンズ性能は「CONTAX T2」の方が上なので、同じ強コントラストでも繊細さが違います。こちらの方がざっくりと強いコントラスト(笑)。だけどフィルムの味は出ていますね。

 

LOMO LC-A

僕がこれまでに一番撮影してきたカメラが「LOMO LC-A」です。
カメラ(レンズ)の特徴は、周辺光量落ちをして写真の四隅が暗くなります。発色もいいレンズなのですが、業務用フィルムでもLC-Aの味をしっかりと堪能出来ますね。

 

PENTAX SP+Super Takumar55mm F1.8

安価で手に入るカメラとレンズのセットです。レンズは年代によって黄色に変色しており、描写はやや固め。
「Super Takumar55mm」は虹色のゴーストが特徴のレンズですが、そこもしっかりと表現してくれますね。

この組み合わせは、少し高価な「FUJI PRO400H」よりも、業務用との相性の方がハマりそうです。

 

CONTAX 167MT+Planar50mm  F1.4

子供の微妙な表情はおいといて、、カールツァイス製レンズの中でも僕が一番好きなプラナー。とろとろボケがたまりません。他の作例にはない色合いと柔らかさになりましたね。

こうやって並べてみると、カメラやレンズ別の違いも分かりますね。

 

まとめ

FUJI 業務用フィルムはやっぱりC200と同じく、八方美人なフィルムです。

どちらかを常用フィルムとして置いておきながら、撮影場所によって他のフィルムを使いわけるのがオススメです。
個人的には「FUJI C200」の方がいいかなぁ。理由は、シャープさや解像度が高く鮮やか、感度200というのが使いやすい点です。

 

 

オススメ度 ★★★★☆

ふんわり ★★☆☆☆
鮮やか ★★☆☆☆
ノスタルジー ★★★☆☆
ドリーミー ★★☆☆☆
キレイ ★★★☆☆
面白さ ★★☆☆☆
価格 ★★★★★