おすすめ35mmフィルムランキング【2026年最新】|ネガ・リバーサル・モノクロ徹底比較

おすすめ35mmフィルムランキング 2026 こんにちは、雨樹一期(あまきいちご)です。

35mmのフィルムカメラを手に入れたものの、「どのフィルムを買えばいいのか分からない」と迷っていませんか?

僕がフィルムカメラを本格的に使いはじめて約20年、一時期は年間200本以上のフィルムを使い、撮影場所や天気によってフィルムを使い分けてきました。

フィルム現像所で働いていた経験もあり、撮る側だけでなく現像する側の視点からもフィルムを扱ってきました。

その経験をもとにこの記事では、

・失敗しにくい定番のカラーネガフィルム
・クセのある個性的なネガフィルム
・発色にこだわるリバーサル(ポジ)フィルム
・表現力の高いモノクロフィルム

まで、35mmフィルムを幅広くランキング形式で紹介していきます。

さらに、生産終了となった歴代の名作フィルムについても触れていきます。

※本記事は2026年2月時点の販売状況・価格相場をもとに更新しています。

 

目次

 

35mmフィルムの種類について(初心者向け基礎知識)

35mmフィルムとは、一般的に「135フィルム」とも呼ばれる、最も普及しているフィルム規格のことです。
現在販売されている多くのフィルムカメラがこの35mmフィルムに対応しています。

写ルンですのような、使い捨てカメラにも使われていますね。

パトローネと呼ばれる金属ケースにフィルムが巻かれており、36枚撮りが主流です。

フィルムカメラには135フィルムカメラ以外にも、中判カメラがありますが、初心者の方が最初に触れるのは、ほとんどがこの35mmフィルムですね。

フィルムには大きく分けて以下の3種類があります。

まずはフィルムについての説明させていただき、その後にそれぞれのおすすめフィルムをご紹介いたします。

 

カラーネガフィルム

もっとも扱いやすく、初心者にもおすすめなのがカラーネガフィルムです。
現像後は上記のような赤茶色になります。明暗が反転されており、このままじゃどんな写真か分かりません。

なので、フィルムの現像所でスキャンしてデータにしてもらう必要がありますね。
昔は現像と一緒にプリントするのが一般的でした。
「同時プリント」って、いまは誰も言わなくなりましたね。

ネガフィルムは、ラチチュード(明暗の許容範囲)が広く、多少露出がずれてもきれいに写りやすいのが特徴です。
ざっくり言うと、「ちょっと失敗しても、カバーしてあげるね」って優しい感じですね。

自然な色合いから、エモい雰囲気まで幅広く表現できるため、迷ったらまずはネガフィルムから始めるのが安心です。

 

リバーサル(ポジ)フィルム

発色が非常に鮮やかで、見たままの色をストレートに再現するのがリバーサルフィルムです。
現像後のフィルムもめちゃくちゃキレイです。

スライド上映などに使われることからスライドフィルム。ネガと対称で、ポジフィルムとも言われます。

ただし露出のシビアさがあり、初心者にはやや難易度が高め。
ざっくり言うと、「失敗はぜってー許さねから」って厳しい感じですね。

コントラストの強さも特徴です。価格も高いものが多いです。

 

モノクロフィルム

色を排除し、光と影のコントラストで表現するのがモノクロフィルムです。

被写体の質感や空気感を強く表現でき、フィルムらしさを存分に味わえるジャンルでもあります。

モノクロは光と影(明暗さ)をしっかり意識しないと眠たい写真になりがちです。
カラーに頼らないので意外と難しいですが、写真に深みを出すことに優れています。

 

ISO感度について

フィルムにはISO100、ISO200、ISO400、ISO800などの感度があります。感度は箱に明記されています。

フィルムはデジタルみたいに、途中でISO感度を変更出来ません。36枚ずっと同じ感度です。
日中に撮影する際と、部屋や夕方以降に撮影する際と、違うフィルムを使用するのが失敗しないコツになります。

ISO100:晴天向き。粒状感が少なく画質もキレイ。
ISO200:万能型。屋外撮影に最適。
ISO400:天気に左右されないので使いやすい。
ISO800以上:室内や夜撮影や暗所向き。

感度が高いほど暗い場所でも撮影しやすくなりますが、その分粒状感は増えてザラザラした質感になります。
僕は日中に野外で撮影するのがメインなので、ISO100か200のフィルムが好きですね。

 

それでは、ここからは、僕が実際に使ってきた中でおすすめできる35mmフィルムをランキング形式で紹介していきます。
それぞれの作例や特徴、フィルムを購入できる「アマゾン/楽天リンク」をご紹介。

 

失敗しない定番ネガフィルムランキングTOP 5

まずは、日常使いに最適な「常用ネガフィルム」からご紹介します。

初心者でも扱いやすいフィルムたちです。いろいろあって迷って分からない時はここから選べば間違いありません。

ランキングは描写だけではなく、価格も含めて決めています。

 

第5位|Kodak Ektar 100(コダック エクター)

なんといっても一番の特徴は「世界最高の粒状性」です。ザラつき(粒子感)がほとんど目立たないため、大判プリントや高解像度スキャンに向いています。

後ほど出てくる同じ会社のコダック ポートラと比べると、色味は鮮やか。
コントラストも強めで鮮明なので、パキッとした描写になります。

花や空。風景写真に向いていますね。逆に柔らかさを出すことが出来ないので、女性ポートレートにはやや不向き。

と、優れたフィルムではあるのですが、価格が高いのと、キレイ過ぎてフィルムっぽさが若干薄れるんですよね。
なので、フィルムにエモさを求めている方にとっても不向きかなと。

というのもあって、エクターはあまり使ってないんですが、中判カメラで使ってみたら(上記の写真)そのあまりのキレイさにうっとりしました 笑。

 

 

第4位|Kodak Portra 160 / 400 / 800(コダック ポートラ)

一番の特徴は「階調の美しさと肌のなめらかさ」です。

ポートラシリーズは感度が160、400、800から選べるのもいいですね。
プロフェッショナル向けフィルムとして設計されており、階調表現がとても豊か。


明暗差が激しい場所でも実力を発揮。黒潰れや白飛びもしにくく、やわらかなトーンが特徴です。

「あんな、白って200色あんねん!」

思わずそう言っちゃいそうなほど、グレーから白のグラデーションがなめらか。

先ほどのエクターと違い、人物撮影ではその実力を存分に発揮します。
逆に鮮やかさはないので、風景写真には不向き。価格が高めなのもネックですね。

 

 

第3位|Kodak Gold 200(コダック ゴールド)

特徴は「暖かくて、少しレトロな色彩」。そして財布にも優しいこと。

赤や黄色がほんのり強く、夕暮れや街スナップとの相性が抜群。「エモい」と感じやすい色味ですね。

価格も比較的手頃で、常用フィルムとして使いやすい一本。
「フィルムらしさ」を感じやすい代表格です。

昭和を感じる場所で撮影する時にもおすすめです。

同じISO 200の定価格帯で、「Kodak ColorPlus 200」もありますが、こちらは少しナチュラルより。
柔らかな表現が好きな方は「Kodak ColorPlus 200」も選択肢の一つです。

ただ、柔らかく撮りたいなら「Kodak Portra」を使いたいし。「ColorPlus 200」は少し中途半端な立ち位置でもありますね。

 

 

第2位|Lomography Color Negative 400(ロモグラフィー)

ひとことで言うと「ふわっと明るい春におすすめしたいフィルム」です。

少しザラつきも強いですが、鮮やかで柔らかい発色。本領発揮すると、青が水色系のゆるふわ系に。
ISO 400なので曇りや室内でも扱いやすく、失敗が少ないですね。

このゆるふわ感をだすためには、少し明るめに撮影するのがコツです。

欠点は、安定感がないことです。製造ロットによってなのか、色味が異なることもあります。
という意味ではクセのあるフィルムではあるけど、後ほどご紹介するクセフィルムはレベルが違いますので、こちらにランクインしました。

明暗差のある場所だと、黒潰れ白飛びはおきやすいですね。

また、ロモグラフィーからはISO 100とISO 800も販売されています。
ISO 100はざらっとしたレトロで鮮やかな発色。
ISO 800はざらざらっとした、やわらかくやや緑かぶりの発色です。

個人的にはISO 400が好きで、常用フィルムとしてストックしておきたいフィルムですね。

 

 

第1位|FUJIFILM FUJICOLOR 100 / 200 / 400

「迷ったらこれ。ていうかとりあえずこれ」

癖もなく、ストレート。そして鮮やか。
日本の風景や日本人の肌に自然に馴染む色味です。富士のフィルムはやっぱり優秀なんですよね。
ISO 100と200と400があります。200と400は逆輸入品として販売されています。

青空や海。新緑の緑がとても鮮やかに写りますね。適度なざらっと感もあって、「ザ・フィルムらしい描写」ではないでしょうか?

とりあえず、常用フィルムとしては間違いありません。

「Lomography Color Negative 400」と比べるとこのフィルムは、ISO 100と200と400の感度の違いで大きな差はありませんが、100の方が鮮やかで400の方がナチュラルな感じですね。

個人的にはその中間の200が好きです。お気に入り写真が200が多いってこともありますが。
ISO 200でも、しっかりとカメラを持てば室内でも手ブレせずに撮影は可能です。

 

 

クセが楽しい個性派ネガフィルムTOP 5

ここからは、写りに個性があるフィルムたちです。万人向けではないけど、ハマると抜け出せません。
発色、コントラスト、色転び、粒状感。

そのクセが、写真を唯一無二にしてくれます。

第5位|Lomography Redscale XR 35mm ISO 50–200

「世界を赤く染めるレッドスケールフィルム」です。

逆巻きにして詰め替えられた特殊なフィルムで、全体が赤〜オレンジに転びます。

錆びた建物、廃墟などとの相性は抜群。
露出で色味が変わるので、実験的な楽しさもあります。

明るく撮るほど、他の色味も少し表現されます。

 

 

第4位|HARMAN PHOENIX 200(ハーマン フェニックス)

「予測不能な発色と強めの赤」が特徴。

コントラストが強く、赤やオレンジが出やすい不思議な発色のフィルムです。

リバーサルフィルムを使ってネガ現像をする、クロスプロセス現像という、特殊な現像方法があるのですが、まるでクロスプロセス現像したような発色です。

 

ちゃんと撮りたい時には不向き。だけど、ハマると独特の世界観になります。

 

 

 

 

第3位|LomoChrome Purple 35mm ISO 100–400

まさに「サイケデリック&アバンギャルド」なフィルム。

赤、紫、ピンクが強調された、他にはない発色をします。

緑が紫に変換されるので、公園や森で撮ると現実離れした発色に。まるで赤外線写真のような印象。

アート寄りな作品を撮りたい、普段の発色にちょっと飽きた、という方にとっては刺激的ですね。
多重露光するのもいいですね。

価格も控えめなので、一度はぜひお試しを!

 

 

 

第4位|LomoChrome Metropolis 35mm ISO 100–400(メトロポリス)

「映画のワンシーンのような彩度を抑えた描写」

全体的に彩度が低く、黄色が強調される独特の発色です。

ざらっとした質感で少し退廃的な空気感が出ます。

エモさとはまた違う方向で、デジタルにはない「フィルムらしい質感」や「ノスタルジー」を強調してくれます。

お出かけや撮影に行くときに「LomoChrome Metropolisが合いそう!」って場所があるので、1本はストックしておきたいフィルムですね。

 

 

第1位|Cinestill 800T

「夜を撮るためのフィルム」

映画撮影用のタングステンフィルムを、一般のカメラでも使えるように改造したフィルムです。
特徴としては、青みがかったクールなトーンと、強い光の周囲に現れる赤いハレーションです。

このフィルムは夜スナップにぜひ試していただきたいです。上記の写真もめっちゃお気に入り。

日中に撮っても青みが出るので面白いけど、やっぱりこのフィルムは夜ですね。

中判カメラでわざと光漏れさせたりして、遊んでいました。ISO 800にしては、ざら付きも控えめ。

他のクセありフィルムと比べると、クセ弱めです。その分使い勝手は良いですね。
ただ値段はお高めで、夜に本領発揮する個性なので、こちらのランキングに入れました。

 

 

発色で選ぶリバーサル(ポジ)フィルムTOP 3

リバーサルフィルム(ポジフィルム)は、ネガよりも露出にシビアですが、色の再現性と透明感は別格です。
現像後のフィルムをライトボックスで見た時の鮮やかな美しさには、思わずうっとり。

ぶっちゃけると選択肢はあまりないのが現状。
ちなみに、どれもこれも5,000円くらいと、超高いです。
でも一度は試していただきたいです。

ここでは、現在も入手しやすい代表的なリバーサルフィルムを紹介します。

 

第3位|Kodak Ektachrome E100

「高画素のデジタルデータのような精細な描写」

E100はクセが少なく、色再現がとても素直。全体のバランスがとてもいいリバーサルフィルムです。
風景にもポートレートにも使える万能型リバーサルです。

E100の僕の使用方法ですが、さきほどもチラッと出てきました、「クロスプロセス現像」です。
これは簡単に言うと、リバーサルフィルムをネガ現像するという特殊なテクニックです。

いわゆる誤った現像方法になるのですが、これをすることで現実離れしたド派手な発色をするんですね。

このド派手なゴリゴリ感。そしてザラザラ感。
一時期めっちゃハマってクロスプロセス現像を多用していました。

このクロスプロセス現像もフィルムによって相性があるんですが、E100は抜群に良いんですね。
単純に、鮮やかさを底上げしてくれます。

2012年に一度生産終了となったのですが、2018年に奇跡の復活を遂げました。

なので、僕の中でE100はリバーサルフィルムとして普通に使用するというより、クロスプロセス現像要員になります。

 

 

第2位|FUJIFILM PROVIA 100F(プロビア)

「超万能型のポジフィルム」

プロビアはナチュラルで階調もなめらか。シャドーの粘りも良く、風景・商品撮影などにも使われてきました。

昔はリバーサルフィルムってもっとたくさんありました。
何を撮るかで、それ専用のフィルムが販売されていたんですね。

その中で、このプロビア100Fは中間的な立ち位置。撮るものを選ばない万能フィルムとして人気がありました。
たくさん生産終了されていく中で、生き残ってるリバーサルフィルムですね。

ちなみにクロスプロセス現像するとどうなるかと言うと、

緑が強く出ます。
これはこれで面白いし、晴天の青空を撮ると青みも出てくれるのですが、「やっぱりクロスするならE100がおすすめ!」になりますね。

 

 

第1位|FUJIFILM VELVIA 100

「圧倒的な鮮やかさと本気の赤!」

ベルビアは全てを極才色に染めてくれます。中でも夕暮れなどの赤の発色は神。高解像度で、美しいことこの上ありません。

クロスプロセスの鮮やかさとは違って、シンプルな鮮やかさです。
ただ、露出はかなりシビアで、少しオーバーやアンダーに振れると一気に破綻します。

露出をしっかり合わせる必要があるので、上級者向きですね。

失敗するとこのように「こわいよー、夢に出てきそうだよー」な描写になります 笑。

でも、その緊張感が試されているようで楽しくもありますね。

さきほど紹介した「Cinestill 800T」の15分くらい前に撮影した一枚。これはこれでいいですよね。

夕暮れを撮りたい時、その時間帯も撮影する予定の時は、とりあえず鞄に「VELVIA 100」は持っていきます。

ちなみにクロスプロセス現像した結果が以下。

特徴の赤そのままに、赤〜ピンクに染まります。

 

 

質感で選ぶモノクロフィルムTOP 5

モノクロフィルムは、色を排除することで光と影のコントラスト、被写体の質感、空気の密度まで写し出します。
僕自身、カラーフィルムの使用率が高いですが、モノクロを使うたびに「写真撮影」自体の楽しさも再確認しています。

ここでは、現在入手可能なモノクロフィルムの中から、個性も楽しめる5本を紹介します。
僕は写真に遊び心も求めているので、純粋にモノクロで撮りたい方とはちょっと違うランキングになるかと思います。

 

第5位|KONO! Rekorder ISO100-200

「白飛び黒潰れ謎の数字」

粒子が粗く、強いコントラスト。そして謎の数字がランダムで浮かぶ個性的なモノクロフィルムです。
あまり売っているところがなく、やや手に入れにくいのが難点。
マニアック過ぎてあまり紹介もされてなくて、検索すると自分の記事が出てきます 笑。誰も使ってないのかな。

 

 

きれいにまとめたい人、純粋にモノクロで撮りたい方には不向きですが、少し荒れた質感を楽しみたいときに面白い一本です。

グラデーションなんていらない!白黒ハッキリさせたい!という方へおすすめです。
強烈過ぎて1本使えばきっとお腹いっぱいになります 笑。

それでも唯一無二の面白さでランクイン。

 

第4位|Revolog Snovlox

「ランダムに浮かぶ雪景色のような発光体」

これもまた唯一無二の面白さでランクインしてきました。特殊なエフェクト加工が施されており、光のパターンが写り込みます。

安定感はありません。でも、それが楽しい。

「いろんなフィルムを紹介して好きなのを選んでもらう」というワークショップを開催しましたが、このフィルムは誰からも選んでもらえずでした 笑。
面白いのになぁ。

マニアック過ぎたかもしれませんが、作品撮りやアート寄りの写真には向いています。
これに関してはおすすめというより、「こんなモノクロフィルムもあるよ」って紹介したかっただけです。

「Revolog」からは様々なエフェクト系のフィルムが販売されています。ご興味のある方は覗いてみてください。

▶︎ Revolog

 

第3位|Lomography Earl Grey B&W(アールグレイ)

「強いコントラスト描写」

クラシックなモノクロらしい写りで、強いコントラストが明暗差を引き締めてくれます。
初心者の方でも扱いやすく、日常スナップにも使いやすいので、僕の中でモノクロで撮る時は候補になるフィルム。

白と黒が強く表現されますが、グラデーションも滑らか。
ドラマチックで、ヒッチコックの映画のような雰囲気に。

黒が弱いモノクロフィルムだと、眠たい写真になりがち。
だからこそ光を読んで撮影するのが大切になりますが、Earl Greyはそれを気にせず撮影できるので、初心者の方が使ってもその出来上がりにきっと満足していただけます。

 

 

 

第2位|FUJIFILM NEOPAN ACROS 100 II(ネオパン アクロス)

「圧倒的な階調の美しさと細かい粒状感」

モノクロフィルムのド定番。これを使っていれば間違いないですね。

シャドーの粘りが素晴らしく、ハイライトも黒の表現も美しい。
完成度の高いモノクロ写真が撮影できます。

特に欠点も見当たらない。ほんとうに優れたモノクロフィルムですね。

補足ですが、「相反則不軌特性」が非常に優れています。
天体撮影など長時間露光をしても露出がズレが少ないの特徴です。

あらためて見返してみても、ザラ付きがほぼ分からないですね。
迷った時はアクロスで間違いなしです。

 

 

第1位|KOSMO FOTO MONO100

「フィルムらしい荒さと味のバランス」

やや粒状感があり、コントラストはニュートラル。アクロスのような高性能さはありませんが、その分、味があります。
僕は明るい部分の光の滲みがお気に入りです。

適度なザラ付きや強過ぎないコントラスト。これが丁度良いバランスで、フィルムらしさも残ってくれます。
僕の中では「モノクロらしさ」も感じやすい一本です。

アクロスほど繊細ではない。でも写真としての温度があります。

バルナックライカにこのフィルムを詰めて撮影すると、めちゃくちゃ味のある写真が撮れます。

Revologと同じく、マニアック系フィルムですが、かわうそ商店さんで販売されています。

 

生産終了となった歴代名作フィルムTOP5

フィルムの世界は、常に変化しています。価格高騰、需要減少、原材料問題。
惜しまれながら姿を消していった名作フィルムも少なくありません。ていうか、めっちゃ多いです。安価なソラリスとかも教室の生徒さんに人気ありました。

ここでは、僕が特に印象に残っている生産終了フィルムを紹介します。

現在は新品入手が困難、または高額取引されています。また生産終了から日数も経っているので、期限が切れて色や感度の劣化もあります。

冷凍保存されているフィルムなら購入もありだけど、タンス保存の状態なら購入は控えた方がいいですね。
だけど、どうしても紹介したくって。

欲しくなっちゃうかもしれないけど、ぜひ見てください。

 

 

第5位|FUJIFILM PROVIA 400X

「高感度ポジの完成形」ということで、ISO 400の希少なリバーサルフィルムでした。
発色はプロビアらしくニュートラル。

ですが、僕はほぼクロスプロセス現像で利用していました。

他のフィルムのようなド派手な発色ではなく、「現実的なレトロ色」になるのが特徴。

クロスプロセス現像するとことでザラっとするのですが、それがまた絶妙な味を出してくれます。
ネガでもリバーサルでも出せない発色ですね。

元の感度が400ということもあって、曇り空の日や夕方にも使い勝手が良いんですよね。
上記は「Sprocket Rocket 」というフィルムの穴まで撮影できるトイカメラですが、この相性も良かったです。

生産終了でガチ凹みしました。

 

第4位|FUJIFILM PRO400H

「柔らかな緑とふんわりポトレ」

ポートレート界では名作として語られるフィルムです。やや低彩度でほんのり青緑。
ナチュラルで透明感のある写りでした。

クロスプロセス現像のド派手な描写だけでなく、ゆるふわ系にハマっている時期もあり。
よく使いました。

LOMO LC-Aやトイカメラ系との相性はよくなかったので、フィルム一眼やFUJIFILMのNATURA CLASSICA、中判カメラでの使用率が高かったです。

生産終了は2021年と、他のフィルムに比べるとまだ新しいですね。

我が家にもストックが数本残っています。でも使うのがもったいなくって。
人気もあるし、再販されないかな。

露出はオーバーに(明るく)撮ることでパステル調子の雰囲気になります。

これが定番フィルムだった方も多く、海外での人気も高く、終了時は大きな話題になりました。
価格は高騰していますね。

 

第3位|Kodak EPP(Ektachrome EPP)

「クロスプロセス用の超鮮やかフィルム」

リバーサルフィルムとして普通に撮ると、やや寒色寄りで、青の発色が印象的なフィルムです。これをクロスプロセス現像することで、その青が強調されて、派手派手な発色になります。

空の青の発色が強くて何度か使用していましたが生産終了。

クロスプロセス現像って失敗も多いんですが、EPPはほぼ失敗しない。青が強く出てくるということもあり、知り合いのトイカメラユーザーの中でも人気がありました。

夕暮れの赤もしっかり派手にしてくれるので、いまでも生産終了が惜しまれますね。

いまはその代わりとして、リバーサルフィルムのランキングでご紹介した「Kodak E100」を使用しています。

 

第2位|FUJIFILM T-64

これぞ「元祖ゆるふわフィルム」です。

T-64は室内でのタングステン光源用下での商品撮影用に開発された、リバーサルフィルムです。
って、「なに言ってんだ?」ってなりますよね。

簡単にざっくり言うと、電球の赤味と黄味を押さえる為に青味が足されているフィルムです。

それを野外で撮ると、青に染まります。
デジタルでもこの色味の表現をされている方がいますね。

でも、もともとはこのフィルムでの表現がはじまりなんです。

このフィルムを使って、鈴木ちなみさんを撮影したこともあります。
かわいすぎる。

生産終了は2010年。
商品撮影用としてのフィルムだったのであまり売れてなかったのか、最後に安く売られていたのを大人買いしました。
当時の購入といまの価格を比べると約10倍くらいになっていますね。
中判用のフィルムが冷凍庫の中にあと数本残っています。

多重露光撮影をして、我が子にフェラーリメットを被せました。
昔はフィルムを贅沢な使い方してきたなーって思います。

 

第1位|AGFA ULTRA 100

「伝説の極彩色フィルム」

ネガフィルムでありながら、リバーサルフィルムを凌駕するほどの強烈な色彩が特徴です。
これを超えるフィルムに出会ったことはありません。

フィルム文化の象徴のような存在です。

リバーサルフィルムって鮮やかな色再現で高画質なんですが、描写は硬くなるんですね。
でも「アグファウルトラ」はネガフィルムなので柔らかい。

クロスプロセス現像したみたいな、嘘っぽい派手さもなく。まさに最強のフィルムでした。

蜷川実花さんも使用されていたのですが、彼女のカラーはまさにここからきていたんですね。

フィルムのパッケージを見ただけでもテンションが上がるフィルムは他にありません。

唯一これに近いフィルムとなると、一番初めに紹介した「Kodak Ektar100」になりますね。
エクターはやや硬いイメージなので、ブラックミストなどのソフトフィルターで少し緩めに撮るのも一つです。

でも、やっぱり「AGFA ULTRA をいまカメラに入れて撮っている!」という事実がテンションをあげてくれるんですよね。

フィルムは「消えていく文化」でもあるとは思います。
でもいままた再燃していて、こだわりのある企業が新しいフィルムカメラやフィルムを誕生させてくれています。

 

用途別おすすめフィルム早見表

撮りたい写真の雰囲気が決まっている方は、下の早見表から選ぶのがおすすめです。

用途おすすめフィルム特徴
初心者・迷ったらFUJIFILM FUJICOLOR 200ナチュラルで失敗しにくい万能型
エモい街スナップKodak Gold 200暖かくレトロな色味
ふんわり優しい描写Lomography 400柔らかくナチュラルなトーン
低彩度・退廃的LomoChrome Metropolis彩度低め、ノスタルジー
廃墟・錆びた風景Lomography Redscale赤〜オレンジに転ぶ独特の世界
高画質・鮮やかな風景Kodak Ektar 100高解像・高彩度
夕暮れ・赤い花FUJIFILM VELVIA 100赤と緑が強く出る濃厚な発色
夜の街・ネオンCinestill 800Tハレーションが出る夜特化型
派手な色を楽しむKodak Ektachrome E100クロスプロセスで強烈な色転び
繊細なモノクロNEOPAN ACROS 100 II階調がなめらか
粒状感を楽しむモノクロKOSMO FOTO 少し荒れたフィルムらしい質感

 

まとめ|迷ったらまずはこの一本から

35mmフィルムには、本当にたくさんの種類があります。

色が濃いもの、やわらかいもの、粒子が粗いもの、光にシビアなもの。
それぞれに個性があり、どれが正解ということはありません。

でも、最初の一本を選ぶなら

・迷ったら「FUJIFILM FUJICOLOR 200」
・エモさを求めるなら「Kodak Gold 200」


このどちらかで始めてみてください。

そこから少しずつ、自分の好みを探していく。それがフィルムの楽しさです。
フィルムは、ただ記録するだけのものではありません。

光を閉じ込める感覚。
撮影後、現像を待つドキドキ時間。
スキャンして初めて見るあの瞬間。

そこにはデジタルとは違う余白があります。

コストパフォーマンスは悪く感じますが、1本撮り終えるまでの、被写体と向き合った時間はかけがえのないものになります。

お気に入りのフィルムと出会えますように。

 

もしフィルムカメラ選びで迷っている方、サブカメラが欲しいというは、こちらの記事も参考にしてみてください。

▶︎これこそエモい!フィルムカメラおすすめ12選【2026年最新】|プロカメラマン厳選

▶︎【初心者向け】気軽に始められるコンパクトフィルムカメラおすすめ9選|写真が楽しくなる推しの一台

 

フィルムの撮り方をもっと知りたい方へ

フィルムカメラの使い方や露出の考え方、現像のことなど、もっと深く学びたい方には、写真の個人レッスンも行っています。
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