これは評価しづらい、傷だらけのフィルム「Revolog rasp」と「streak」

様々なエフェクトフィルムを販売している『Revolog』。その中でもなかなか強烈なのが、この二つ。
どちらも傷が付けられたフィルムです。

フィルムって傷に弱いです。僕は現像所で働いていたことがありますが、傷が付かないように丁寧に扱っていました。
それの逆をやっちゃったわけですからね。なかなか邪道です。

 

傷風のエフェクト!?「Revolog streak」

まずは「Streak」から。邪道さではこちらの方が控えめですが、インパクトは薄くなりました。その理由は下記に。

ちなみに、中身は富士フィルムのC200でした。

明るい部分は傷が薄く、暗い部分は濃くなっていますね。現像済みのフィルムを見ても同様だったので、実際に傷を付けたのではなくて、それ風な加工がされているのかなと思います。

価格は海外からの購入で1,600円ほど。日本ではあまり販売されていませんね。
ISOは200ですが、感度設定を100にして撮影。このように少し明るめに撮ったりすると、傷効果も消えますね。加工効果のランダムさもあります。あまり傷が付けられていない部分ですね。

場所によっては面白いですよね。やっぱりレトロ系や退廃的な場所との相性が良さそうです。

廃観覧車みたいになりました。色がくすんでるのは不思議ですが、好きっちゃ好きな一枚になりました。
面白いんですけどね。個人的には購入は少しためらう効果です。

オススメ度 ★★★☆☆
ふんわり ★☆☆☆☆
鮮やか ★★☆☆☆
ノスタルジー ★★★★☆
ドリーミー ★☆☆☆☆
キレイ ☆☆☆☆☆
面白さ ★★★☆☆
価格 ★★★★★

 

実際に傷が付けられた「Revolog rasp」

先ほどの「Streak」とは違い、「rasp」実際にざっくりと傷が付けられています。超邪道なフィルムですね。
このフィルムを現像所さんが丁寧に作業してると思うと申し訳ないです(笑)。
ていうか、事前に「傷付いたフィルムです」って伝えておくべきですね。

あとは、「これって自分で出来るんじゃない?」って思っちゃいますよね。実際に自分で傷を付けるのは勇気もいるし、意外と思うように傷付けられないかもしれませんが。

 

実際に傷を付けているので、明暗差にも左右されません。先ほどとは違い、傷部分は黄色や赤になっていますね。粗めの紙やすり削ったのかなぁ。
なかなかえぐいです。

人物を撮るのなら、顔や目には傷が入らない方がいいですね。
子供には合わないけど、しかめっ面で葉巻を咥える外国のおじいちゃんには合いそう(笑)。

傷の深い部分が赤っぽくなっていて、他は黄色ですね。やっぱい痛々しい感じはあります。

ある意味、アーティスティックなフィルムなので、わざと裏蓋を開けて光漏れさせてみました。
これは、ありっちゃありかなー。表現方法としては、僕には合わないけど、合う方にはハマるんじゃないかと。

とりあえず、「rasp」の方を買うのなら、自分で傷を付けてみるかな。C200なら500円〜ほどで変えますからね。
「Streak」は色のくすみは気に入ったので、もう一度くらいは試してみたいなと思いました。

 

オススメ度 ★☆☆☆☆
ふんわり ☆☆☆☆☆
鮮やか ★★☆☆☆
ノスタルジー ★★★☆☆
ドリーミー ☆☆☆☆☆
キレイ ☆☆☆☆☆
面白さ ★★☆☆☆
価格 ★★★★★

 

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