トイカメラの王様「HOLGA(ホルガ) 120」は唯一無二の個性的なレンズ搭載

トイカメラの王様、HOLGAのご紹介と採点です。

トイカメラとして有名ですが、元々は香港で大衆向けに安価で販売されたカメラです。
低品質の材料と単純なレンズで構成された安っぽい造りの為に、ぼけやゆがみ、周辺光量落ちや光漏れなどを起こします。

それがこのカメラの個性で、他のカメラでは絶対に撮れない一枚を生み出す、、ことがあります。

HOLGAでしか撮れない世界が面白くって、猛烈に連れ出したくなる時があります。
シンプルにノスタルジックな場所との相性も良いですね。

てことで、まずは採点いってみましょー。
*ちなみに採点はその時の僕の気分なので、コロコロ変わるかもしれません(笑)。

満足度 ★★★★☆
描写 ★★★★☆
画質 ★★☆☆☆
価格 ★★★★★
操作性 ★★☆☆☆
使い心地 ★★☆☆☆
携帯性 ★☆☆☆☆
デザイン ★☆☆☆☆
ファインダー ★★☆☆☆

 

唯一無二の世界観

ちらっとしか咲いていないコスモス畑。なのに、雰囲気は抜群です(僕の中では)。これこそがホルガでしか実現しない世界です。
ちゃんとしっかり撮れるカメラで撮影すると、ただの『コスモス三分咲き』の写真になっていたと思います。

これだってただ桜を撮っただけなんですけどね。他のカメラとは違うぜ!ってのを感じて頂けるかと思います。
もちろん好き嫌いはありますけどね。

なぜ、こんな雰囲気を出せるのか?その理由はカメラのレンズにあります。

 

中心にしかピントが合わない

上記の写真を見ても分かるように、同じ距離でも中心以外はボケています。
HOLGAレンズの特徴です。

安価なレンズなので端までピントを合わせてくれません。おまけに四隅は暗くなります。

だって安いもん。しょうがないじゃないか、

この欠点が、唯一無二の世界観を作り出してくれています。

個人的には遊園地との相性は抜群だと思っています。色があるものを中心付近に撮ると絶大な効果がありますね。
FUJIのPRO400hとの相性は良く、夢の中の世界のように。

 

ミニチュア効果

中心ピントを利用して少し高いところから撮ると、ミニチュアのような効果も生まれます。
ぜひ試して見てください。

 

露出はほぼ固定なので天気のいい日に

トイカメラなのでたいした機能はありません(笑)。露出もほぼ固定なので、フィルム感度にもよりますが基本的には晴天の日中用です。

感度400のフィルムを入れても、上記の写真のように夕方や日中でも日陰だと、かなりアンダーになります。

とにかく、ホルガは良くも悪くも、想像を超えるんです(笑)。

 

利点は価格が安いこと

生産は終了したのに値崩れをしているので、一番安く手に入るトイカメラかもしれません。
オークションやメルカリなんかだと2,000円も出せば購入出来ます。

扱いは少し難しいし、コツを掴むまでは失敗も多いですが、サブカメラとしてはかなりオススメですよ。

*フィルムカメラのワークショップを、大阪や関東中心に開催しています。