フィルムカメラはじめの一台にオススメ『LOMO LC-A』の採点

今回はLOMO LC-Aの採点です。僕が一番初めに購入した35mmのカメラでいまも一番使っています。
一番古い写真が2005年の秋だったので、約12年。いろんなカメラに浮気もしていますが、やっぱり本命はLC-Aです。
(LC-AとLC-A+というのがありますが、LC-Aは一度生産終了したのですが、根強い人気でバージョンアップして復刻したのがLC-A+になります。また別記事にてその違いをご説明します)

トイカメラとして購入して、トイカメラとして生徒さんに紹介をしてきましたが、厳密には(ロモグラフィー的には)『トイカメラではなくてLOMO LC-A』だそうです。でも、このカメラこそがみなさんが思い描いているトイカメラの描写かもしれません(笑)。てことで、そんな相棒を採点。

 

満足度 ★★★★★
描写 ★★★★★
画質 ★★★☆☆
価格 ★★★☆☆
操作性 ★★★★☆
使い心地 ★★★☆☆
携帯性 ★★★★★
デザイン ★★★★☆
ファインダー ★☆☆☆☆

 

気軽にはじめることが出来るフィルムカメラ!

「描写」とは僕が好きか嫌いか。ここに関しては一目惚れです。それからずっと飽きることなく、良き相棒として欠かせない存在です。携帯性が良く、どこに行く時も、撮る目的がなくても持ち歩いています。
「画質」とは単純にキレイかどうか。デジタル一眼なんかと比べるとピントは甘いです。ピント合わせが目測なので、やや仕方ない部分もあります。周辺光量落ちをするので、写真の四隅が暗くなります。それがノスタルジックで好きな理由です。

露出はオートなので、これからフィルムカメラをはじめたい方にもオススメです。
この描写が好きなら絶対買いですね。

 

感情ごと閉じ込めてくれるカメラ

あくまで個人的、しかも感覚ではありますが、その場に潜む空気感や感情ごと閉じ込めてくれるのが魅力です。
LC−Aを手に入れて以来、目に映る世界は変わりました。目を凝らせばステキはたくさんあることに気付きました。普段から持ち歩くことで、そんなステキを見つけるアンテナを張るようになったからかもしれません。

ただ、ファインダーを覗いた感覚は特に良いわけでもなく(笑)。レンズの上に覗き穴が空いているだけで、ピント調整も確認出来ず、実際に撮れる範囲とは視差もあります

見た目は可愛いですね。露出がオートなので、ピントレバーを合わせてシャッター押すだけ。初心者の方でも使いやすいです。

 

ちなみにLC-A+よりもLC-Aの方がオススメです。元々故障しやすいカメラなのですが、LC-A+の方は次第に露出が狂ったりとあまり長持ちしたことはありません。LC-Aは運が良かったらめっちゃ長持ちします。修理もしやすいです。どちらも個体差があるのが良くも悪くも特徴ですね。