
こんにちは、写真家の雨樹一期です。フィルムカメラやオールドレンズが大好きで、これまで20年以上、さまざまなフィルムカメラを使って撮影してきました。
全盛期には、1年間で200本以上のフィルムを使っていた時期もあります。
近年、フィルムの価格高騰もあり、以前のような気軽さは減りましたが、それでも2025年頃からフィルムカメラに再び注目が集まってきたと感じています。
そこで今回は、
「これからフィルムを始めてみたい」
「できるだけ失敗せず、気軽に楽しみたい」
そんな方に向けて、おすすめのコンパクトフィルムカメラを厳選してご紹介します。
目次
コンパクトフィルムカメラとは
その名の通り、持ち運びしやすい小型のフィルムカメラのことです。
レンズは本体に内蔵されており、一眼レフのようにレンズ交換はできません。その分操作もシンプルなものが多く、フィルムカメラ初心者でも扱いやすいのが特徴です。
初心者がコンパクトフィルムカメラを選ぶメリット
一番のメリットは、とにかく「気軽にはじめられる」ことだと思います。
一眼レフはレンズ交換ができたり、表現の幅が広い反面、操作が複雑になりがちです。
「どのレンズを選べばいいのか分からない」
「設定が難しそう」
と感じてしまい、どうしても最初のハードルが高くなります。
その点、コンパクトフィルムカメラは、機能や描写こそ一眼レフに劣りますが、操作がシンプルで、難しいことを考えずにシャッターを切ることができます。
だからこそ、フィルムカメラ初心者でも安心して始められるんですね。
コンパクトフィルムカメラの魅力
もうひとつの大きな魅力(メリット)は、軽くて持ち運びやすいこと。
いつでも気軽に持ち歩けます。
実はこの「持ち歩く」という行為が、写真にとってとても大切です。
カメラを持っているだけで、「何か撮ろうかな?」と自然にアンテナが立ちます。
光や影を意識したり、季節の変化を感じたり、風の匂いや空気の温度に気付きます。
こうした感覚が少しずつ育っていくことが、写真を楽しむ上で何より大切な部分だったりします。
写真撮影って「いい部分」を探して切り取る作業です。
なので、ほんの少し周りを意識するだけで、いつもの日常がちょっとだけキラキラするんですよね。
それが自然にできるのが、気軽に持ち歩けるコンパクトフィルムカメラの魅力です。
重たいフィルム一眼レフだと、どうしても「今日は持っていかなくていいかな」となってしまいます。スマホだと気軽すぎて、写真を撮るスイッチが入りにくい。
その中間にあるのが、コンパクトフィルムカメラなんだと思っています。

ちょっと散歩に行くとき、
買い物に行くとき、
通勤のカバンにそっと入れておく。
その「カメラを持ち歩く」という行為そのものが、日常を切り取る目を少しずつ育ててくれるんですね。
「いい部分を探す」という行為は、気持ちまで自然とポジティブにしてくれます。
コンパクトフィルムカメラの選び方
コンパクトフィルムカメラとひとことで言っても、その種類はさまざま。
「どれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。
基本的な考え方は、とてもシンプルです。
ポイントは 「価格」と「写り(描写)」のバランスです。
フィルムカメラは、
・シャープに写したい
・いろんな場面で失敗せずに撮りたい
・露出調整やオート機能を使いたい
こうした条件が増えるほど、どうしても価格は上がっていきます。
そこで今回は、初心者の方でも選びやすいように、コンパクトフィルムカメラを 「目的別に3つのタイプ」 に分けて考えてみます。
まずは、「自分はどんな楽しみ方をしたいのか?」をイメージしてみてください。
このあと、それぞれのタイプごとに、おすすめのカメラを3機種ずつ「合計9機種」ご紹介していきます。
・価格が安い
・機能は最小限
・露出調整などはほぼできない or 完全オート
・写りは「味」重視
・気軽に撮りたい
・ある程度の価格帯
・露出調整ができる、またはオート露出搭載
・描写が安定している
・日常から旅行まで幅広く使える
・失敗は減らしたい
・フィルムでもしっかり写したい
・価格は高め
・オートフォーカス搭載
・レンズ性能が非常に高い
・シャープで安定した描写
・コンパクトでも写りには妥協したくない
・高級感のあるボディがいい
どれを選ぶのが正解なのか?
正解は 「自分がどう楽しみたいか」 です。
・気軽さを楽しみたい → コスパ重視
・いろんな場面で撮りたい → バランス重視
・写りにこだわりたい → 描写重視
いきなりフィルム一眼はハードルがやや高くなります。
まずは無理をせず、「いまの自分に合った1台」 を選ぶことが、フィルムカメラを長く楽しむいちばんの近道です。
おすすめコンパクトフィルムカメラ|コスパ重視
Lomography Simple Use Film Camera

コンパクトフィルムカメラの入門として、まず最初におすすめしたいのがLomography(ロモグラフィー)から販売されている、「シンプル ユース フィルムカメラ」です。
お手軽・軽量・最安値。
名前の通り「シンプルに使える」ことを最優先に設計されています。フィルムを装填した状態で販売されている部分も初心者におすすめのポイントです。
フィルム付きで3,000円程度なので、もう破格です。
写ルンですのように使っていただけるだけではなく、撮り終わったフィルムを取り出せば、再度新しいフィルムを入れて撮影することも可能です。

・軽くて持ち運びがラクチン
・コンパクトフィルムカメラ最安値
・ピント合わせ不要
・フィルムを入れ替えて再利用も可能
・気軽にはじめたい初心者
・カメラの設定に悩みたくない方
・コスパ重視の方
・サブのフィルムカメラが欲しい方
・装填されているフィルムが個性的な発色
・フィルムの入れ替えは慣れが必要
・低画質
・描写の自由度は高くない
初心者向けですが、唯一残念な点は、装填されているフィルムがモノクロフィルムや個性的な発色をするフィルムがあることです。
数種類販売されているので、普通に楽しみたい方は、「Simple Use Film Camera LomoChrome Metropolis」がオススメです(下記リンク参照)。
レンズの性能も良くはありません。コントラストや鮮やかさは控えめになります。
また、フィルムの入れ替えは少し慣れが必要です。
とはいえ、フィルム特有の雰囲気や空気感は十分に味わえますし、「シャッターを押す楽しさ」を一番最初に感じられるカメラでもあります。
まずはこの1台で「フィルム写真の入口」を楽しむのもありですね!
【スペック】
・焦点距離:31mm
・絞り:F9
・ピント: 1m〜無限遠 (固定)
・シャッタースピード:1/120
・フラッシュ:内蔵
・重さ:90g
KODAK EKTAR H35(N)

安くて気軽に使えて、外観にもこだわりたい方にオススメなのが「Kodak EKTAR H35(N)」です。
H35がバージョンアップして、H35Nとして販売されました。
レンズがガラスになったり、バルブ撮影が可能になったり、クロスフィルターが内蔵されましたが、劇的なバージョンアップという感じではありません。
ボディにいろんなカラー展開があるので、初心者の方は外観で選ぶのもいいですね。
一番のおすすめポイントは、ハーフサイズのコンパクトフィルムカメラということ。
通常の36枚撮りフィルムだと、36枚しか撮影できませんが、これは倍の72枚撮影が可能です。
コスパ重視なら最もオススメですね。

・軽くて持ち運びがラクチン
・クラシカルな外観
・ピント合わせ不要
・72枚の撮影が可能
・気軽にはじめたい初心者
・カメラの設定に悩みたくない方
・コスパ重視の方
・オシャレな外観を求めてる方
・ハーフなのでさらに低画質
・描写の自由度は高くない
・ピント合わせがない
・近くにピントは合わない
逆光で撮った時のゴーストがエモいですね。鮮やかさもなく、コントラストも控えめなので、明暗さのある場所で撮らないとメリハリのない写真になります。
最短撮影距離が1.5mとやや遠目です。つまり、それより手前にピントは合わずにボケてしまいます。
でも、コスパはいいし、外観もかわいいです。いろんなカラーや柄があるので、自分の好みのデザインが見つかるはずです。
「Simple Use Film Camera」よりも、持ち歩くのちょっと嬉しくなるカメラですね。

【スペック】
・焦点距離:22mm
・絞り:F8 (フラッシュ使用時) / F11 (フラッシュ非使用時)
・シャッター速度 1/100秒、バルブシャッター機能付き
・フラッシュ:内蔵
・撮影可能距離:1.5m〜無限大(固定)
・重量:約110g
OLYMPUS TRIP35
コスパ重視の中で、「ちゃんと撮れて、長く使える一台」としてぜひ紹介したいのが「オリンパス トリップ35」です。
Trip35はとても優秀なコンパクトフィルムカメラです。露出は基本オートで、操作はとにかくシンプル。
レンズの描写も良く、「フィルムカメラ最初の一台」として紹介されることも多いです。
本来なら「バランス重視枠」に入れてもいい性能ですが、中古価格が比較的安定しているので今回は「コスパ重視枠」に入れました。

・露出がオート
・電池不要
・軽くて持ち運びがラクチン
・クラシックなデザイン
・描写にも少しこだわりたい方
・難しい設定は避けたい方
・コスパ重視の方
・レトロな外観を求めてる方
・電池管理が面倒な人
・ピント合わせが目測
・細かい設定はできない
・夜や室内では撮影できないことがある
・近くにピントは合わない

ピントは目測で合わせる必要があります。慣れるまでは無限大(遠景)の撮影からはじめるのもありですね。
日常スナップにもおすすめで、いつもの見慣れた風景を優しく写し出してくれます。
注意点ですが、OLYMPUS Trip 35を使っていると、シャッターを押しても降りないことがあります。
でも、これは故障ではないケースがほとんどです。
セレン露出計というのを使ったカメラで、「暗すぎる場所ではシャッターが切れない」仕組みになっています。
室内だけでなく、夕方以降や雨の日など、光が足りない状況では「この明るさでは撮れない」とカメラが判断して、シャッターをロックしているんですね。
ファインダーに通称「赤ベロ」がぴょこんと出てきます。
これは失敗写真を防ぐためのとても親切な設計でもあります。
【スペック】
・焦点距離:40mm
・絞り:F2.8〜F22・AUTO
・シャッター速度 :自動で 1/40 秒 または 1/200 秒 に調整
・ISO設定:25〜400
・撮影可能距離:1m〜無限大(手動で調整)
・重量:約400g
おすすめコンパクトフィルムカメラ|バランス重視
KONICA C35
バランス重視のはじめにオススメしたいのは、「コニカ35」です。軽量のレンジファインダーカメラです。
しっかりとピントを合わせることも可能で、描写力も高いです。
ちょっとだけカメラ操作も楽しみたい方の最初の一台として、とても向いています。
外観はクラシック感もあって可愛いですね。よく写るのに、扱いやすい名機です。

・レンジファインダーでピント合わせができる
・軽くて持ち運びがラクチン
・クラシカルでレトロなデザイン
・いろんな場面で撮りたい方
・難しい設定は避けたい方
・コスパ重視の方
・レトロな外観を求めてる方
・サブのフィルムカメラが欲しい方
・電池が必要
・ピント合わせには慣れが必要
・低速のシャッタースピードが1/30までしかない

描写もなかなかシャープ。鮮やかでコントラストも強いので、キレがありますね。機能面で考えるとバランス重視ですが、「コニカC35」は価格も安いですね。
逆光でのゴーストも盛大でいいですね。初心者の方もフィルムカメラをがっつりと楽しんでいただけますよ。
サブカメラとしてもオススメです。
【スペック】
焦点距離 :38mm
絞り:F2.8~F22・A(オート)
シャッタースピード:B・1/30秒~1/650秒
最短撮影距離:90cm
重量:約370g
LOMO LC-A+
コンパクトフィルムカメラに限らず、フィルム一眼を含めても一番推しなのが「LOMO LC-A+」です。
ノスタルジックな描写に一目惚れして、20年以上の相棒です。いろんなカメラに浮気してきましたが、結局はこの子の元に戻ってきました。
操作は目測でのピント合わせのみ、露出はフルオートです。昼でも夜でも気にせず撮影ができます(暗い場所での手ブレは注意)。
もう一つ、感覚的な話ではありますが、その場に潜む空気感や感情ごと閉じ込めてくれるのが魅力です。
僕みたいにハマれば、永遠の相棒になってくれますよ。
使用回数が圧倒的に多いので、お気に入り写真もありまくります。他と差別しないためにも作例写真はそれを省きます。

・ノスタルジックな描写
・軽くて持ち運びがラクチン
・鮮やかな発色
・多重露光が可能
・いろんな場面で撮りたい方
・難しい設定は避けたい方
・多重露光がやってみたい方
・個性的な描写を求めている方
・サブのフィルムカメラが欲しい方
・電池が必要
・ピント合わせには慣れが必要
・壊れやすい
多重露光撮影(写真を同じ場所に重ねること)が可能です。
適当に重ねても面白いですが、しっかりコントロールすることで、幻想的でアーティスティックな写真を撮ることも可能です。
個体差もあって、描写もあまのじゃく。
他のカメラに比べると故障しやすい一面もあります。僕は分解して自力で直せる様になりましたが、それでも何度も買い直してきました。
そんなダメな一面も含めて、僕はハマったんですね。外観もかわいいですよ。
【スペック】
焦点距離 :32mm
絞り:オート(F2.8~F16)
シャッタースピード:オート(最速1/500)
最短撮影距離:80cm
重量:約250g
Rollei35

コンパクトフィルムカメラの中で、操作から撮影まで最も楽しんでいただけるのが「ローライ35」です。レンズの性能もよく、これまでに紹介してきたカメラから比べると、描写はかなりシャープになります。
2024年末、「ローライ35」のオートフォーカス版となる、「ローライ35 AF」が販売されました。
しかしながら価格が15万円前後と割高。
なので、ここではマニュアルフォーカスの「ローライ35」をご紹介させていただきます。

・キレのあるシャープな描写
・ピント合わせは目測
・絞りとシャッタースピードは手動
・クラシックな外観
・いろんな場面で撮りたい方
・じっくり撮影したい方
・描写にもこだわりたい方
・個性的なカメラを求めている方
・操作がマニュアル
・レンズが沈胴式
・ピント合わせには慣れが必要
・小型だけどずっしり感がある

逆光撮影でも品のある描写ですね。素晴らしいレンズ性能。
「Rollei 35」は、小さなボディに“写真の楽しさ”をぎゅっと詰め込んだカメラです。
レンズは沈胴式になっており、撮影時にはレンズを引き出して使用します。それもまた楽しいんですよね。
露出計を確認しながら、
・絞りを決めて
・シャッタースピードを調整し
・さらに目測でピントを合わせる
という、撮影のすべてを自分でコントロールするカメラです。
その分、初心者の方には少し複雑に感じるかもしれませんが、光を読み、距離を測り、意図を持ってシャッターを切る。
フィルム写真の醍醐味をじっくり味わいたい方には、これ以上ない一台だと思います。
【スペック】
焦点距離 :40mm
絞り:F3.5~F16
シャッタースピード:B、1/2~1/500秒
最短撮影距離:90cm
重量:約370g
おすすめコンパクトフィルムカメラ|描写重視
FUJIFILM NATURA CLASSICA
初心者向けのコンパクトフィルムカメラの中で、使いやすさ・描写力・完成度という点で、頭ひとつ抜けているのが「ナチュラクラシカ」です。
フィルムを入れれば自動で装填してくれて、撮り終われば自動で巻き戻し。ピント合わせも露出も基本はカメラ任せなので、難しい操作は一切ありません。
さらに28mm~56mmの2倍ズームレンズも搭載。最短撮影距離が40cmなので、テーブルフォトにも最適。
それでいて、写りはとても素直でやさしく、室内や夜のスナップでも雰囲気のある写真が撮れるのも魅力です。
コンパクトフィルムカメラとしての完成度が非常に高く、「失敗しにくいのに、ちゃんといい写真が撮れる」。
操作に悩まず、撮ることそのものに集中したい人にとって、最強クラスの一台です。

・フィルムの装填・巻き戻しがすべて自動
・オートフォーカス&自動露出
・ナチュラルでやさしい描写
・ズームができる
・近距離の撮影も可能(40cm)
・フィルムカメラを失敗せずに始めたい方
・撮ることを楽しみたい方
・料理、室内、夜、日常スナップを撮りたい方
・描写にも妥協したくない初心者〜中級者の方
・電池がないと動かない
・表現を“自分で作り込みたい人”には物足りない
・パキッとした写りではなくやさしい描写

シャープな写りというよりやさしい写り。カリカリ描写を求めている方には不向きですね。
他には特に注意点などは思いつきませんでした。
あえて言うなら、NATURA CLASSICAは、「自分で撮るカメラ」というより「任せて撮るカメラ」 です。
撮影に至る操作そのものを楽しみたい人には、少し物足りなく感じるかもしれません。
ただその分、写真の結果に集中できるカメラでもありますね。
【スペック】
焦点距離 :28–56mm
絞り:F2.8–5.4
シャッタースピード:2~1/360秒
最短撮影距離:40cm
重量:約155g
MINOLTA TC-1

「ミノルタ TC-1」はやや広角のレンズと圧倒的な解像力で、「何気ない日常を作品に変えてくれる」コンパクトフィルムカメラです。
オートフォーカスの精度も高く、露出もオート。設定するのは絞り値のみ。「NATURA CLASSICA」よりもシャープなキレ味でコントラストも強く鮮やかです。
ポケットに入るサイズ感、軽さ、そして高級感あふれるチタン外装。
持ち歩くこと自体が楽しくなり、自然とスナップ写真を撮りたくなる一台です。






・やや広角でスナップ向き
・絞り優先AE
・シャープで鮮やかな描写
・高級感のある外観
・スナップ写真が好きな人
・描写力を最優先したい人
・コンパクトでも「本気の写り」を求める人
・描写に妥協したくない中級者の方
・価格が高騰している
・ボケ感の強い写真は撮れない
・完全オートではない(絞りのみ調整)

スナップ撮影、ストリートフォトにオススメですね。小型軽量なので、登山とカメラが趣味な方には最適ですね。
気ままに、思いつくままに気軽にシャッターを切ることができるコンパクトフィルムカメラです
価格が高騰していて10万円以上するので、気軽には購入出来ませんけどね。
とにかく、使ってみて思ったのはスナップ写真が面白くなるということ。
「NATURA CLASSICA」が失敗しにくい名機なら、TC-1は写真にハマった人を次の世界に連れていく名機ですね。
CONTAX T3
「コンタックス T3」 は、正直に言ってしまうと「もうフィルム一眼はいらないのでは?」
と感じてしまうほど、完成度の高いコンパクトフィルムカメラです。
前モデルの T2 で指摘されていたオートフォーカス精度の弱点も改善され、性能・描写・質感、そのすべてが高次元でまとまったコンパクトフィルムカメラの到達点と言っていい一台です。
これまでにいろんなフィルムカメラを使ってきましたが、「コンタックス T3」をはじめて使用した時はビックリしました。
高級感のあるチタンのボディで、手に持つと背筋がピンと伸びます 笑。
難点をいうと、カメラ自体が高い(30万円前後)ので、気軽に持ち歩くのに少し抵抗が出てしまいます。
ポケットに入れてサッと取り出す、という撮影方法とは異なるかもしれません。



・やや広角でスナップ向き
・最短撮影距離35cm
・シャープで鮮やかな描写
・強コントラストの立体的な描写
・絞り優先AE/プログラムAE
・高級感のある外観
・コンパクトカメラの最高峰を求めてる方
・操作も描写も妥協したくない人
・最後の一台を探している人
・一眼レフ級の写りをポケットサイズで楽しみたい人
・超高価
・高価ゆえに気軽に持ち出しにくい
・F2.8開放時は1/500秒制限
・万能すぎて個性を感じにくい

嫌味のないやわらかいゴーストですね。

しっかりとF2.8のボケ感も味わえます。
いちご飴を食べさせられてるところです 笑。コンパクトフィルムカメラなのに、まつ毛までピントがバチバチです。
CONTAX T3 は、「フィルムで撮る楽しさ」と「撮影の成功率」を極限まで高めたカメラ です。
何も考えずに撮ってもきれい。考えて撮ればちゃんと応えてくれます。
正直、高いです。
でも、それを理解した上で選ぶなら、後悔はほぼしない一台 だと思います。
まとめ|最初の一台が、フィルム写真の楽しさを決める
コンパクトフィルムカメラと一言で言っても、気軽さ重視のものから描写を突き詰めた名機まで、さまざまです。
大切なのは「自分がどんなふうに写真を楽しみたいか」。
とにかく気軽に始めたいなら、操作に迷わないカメラ。写りも操作も楽しみたいなら、バランスの取れた一台。写りにこだわりたいなら描写重視の名機
どれを選んでも、正解です。
ただ、これまでに多くの生徒さんにフィルムカメラを教えてきましたが、コスパ重視のカメラを購入された方は、あまり長続きしない方が多いです。
それは撮れるシーンが決まってしまうので、本当の撮影を楽しめていないからかもしれません。
しっかりはじめたい方には、バランス重視か描写重視のカメラから選んでいただくのがオススメです。
フィルムカメラは、シャッターを切る前に少し考えて、撮ったあとは結果を待つ。この「間(ま)」こそが、写真を楽しむ時間だと僕は思っています。
コンパクトフィルムカメラはその楽しさを、日常の中に連れ出してくれる存在 です。
カバンに入れて、ポケットに入れて、散歩や通勤、ちょっとしたお出かけに連れていく。
その「持ち歩く」という行為そのものが、写真を見る目を育ててくれます。
もし迷ったら、「これなら持ち歩きたい」と思える一台 を選んでください。
きっとそのカメラが、あなたのフィルム写真の原点になってくれるはずです。
これまでに使ったことのあるフィルムカメラ一覧
たぶん、他にもまだりそうですが。思い出せないカメラはまぁ、そういうことなんだと(笑)。
◆35mm
MINOLTA α-9
MINOLTA TC-1
CONTAX G1
KONICA C35
Nikon F
Nikon FE
Nikon F3
Nikon S3
OLYMPUS OM-1
OLYMPUS OM-10
Leica IIIf
PENTAX SP
CONTAX Aria
CONTAX 167MT
CONTAX T2
CONTAX T3
Rollei 35
OLYMPUS PEN FT
OLYMPUS TRIP35
NATURA CLASSICA
LOMO LC-A
LOMO LC-A+
LOMO LC-Wide
HORIZON PERFECT
SPROCKET ROCKET
Fisy eye
RED ARMY(FED 5B)
海鴎205A
Diana Mini
Vivitar Ultra Wide&Slim
blackbird,fly
Simple Use Film Camera
KODAK EKTAR H35N
◆中判フィルムカメラ
Hasselblad 500C/M
Zenza Bronica EC-TL
FUJIFILM GW690 II
RolleiFlex
Rolleicord Vb
PENTAX 67
Lubitel 166+
LC-A120
HOLGA 120(GN)
Belair X6-12
Diana+
◆その他
instax mini
SX-70
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