2017年11月に谷中で開催したワークショップ。一日目は期限切れフィルムを使って撮影しました。谷中霊園〜ヒマラヤ杉〜谷中銀座のルートです。
僕が持参したフィルムの期限や種類はバラバラ。2001年〜2010年、不明なものもありました。
今は販売されていないレアものばかりですが、どれが当たりか分かりません。ほぼ博打ですね(笑)。
参加者さんからそれぞれ2枚ずつ送って頂きました。ノスタルジックで谷中にもマッチする力作揃い。
トイラボさんのコラムでも紹介させて頂いていますが、ここでもドドンと紹介させて頂きます。
送ったけど載ってない方、これから送りますーという方がいましたら追加させて頂きます。
フィルム名を記載していますが、全部覚えてなかったり伺い忘れているので、間違っているかも。
参加者さんの写真
フィルムはAGFA OPTIMA PRESTAGE 400。このザラザラ感と街並みが合いますね。猫と遭遇があまり出来ない一日でしたが、看板猫がいたんですね。羨ましい猫レーダー。個人的には春木屋の植え込みの緑がツボです。
フィルムはコダックのエクタクロームです。期限切れで発色がかなり落ちていますが、デジタル加工でもこの色にしようとは思わないので、それが新鮮です。
優しさや切なさや冷たさ、でもその中に暖かみも感じる写真です。
FUJIのタングステンフィルムのクロスプロセス現像です。霊園との相性が抜群!なんて言ったら罰当たりかもしれませんが、見応えがあります。
中判の真四角写真ですが、構図もしっかりされているので他の写真も見てみたいですね。
どちらも僕好みだけど、空の写真がめっちゃツボです。谷中の街とは関係ありませんが、そこを歩いていたから出会えた一瞬ですね。
期限切れで薄らとピンク色になっていますが、この色味もステキですね。これはロモグラフィーのネガフィルムかな?
ブランコガールの(頂点に来た瞬間?)動きのある一枚もいいですが、静けさを感じるローアングルで捉えた花がいいですね。
僕の好きな地べた撮影。フィルムはAGFA OPTIMA PRESTAGE 400、だったかな。
フィルムはAGFA OPTIMA PRESTAGE 400。ここにも僕が出会えなかった猫が。赤い実の木なんてあったのかな。
自分なりの視点もあり、被写体もしっかり捉えていますね。
見事な心霊、いや多重露光写真ですね。やや罰当たりですが組み合わせ方と重なり具合が絶妙ですね。個性的で好みです。
これもロモグラフィーのフィルムだったかな?
フィルムはAGFA OPTIMA PRESTAGE 400。ここにも猫いたのか!?と思ったら作り物。
谷中銀座は食べ物の誘惑の多い通りですが、よく見つけましたね(笑)。撮影アンテナを張っているってことです。
撮影のスパイスに
期限切れフィルムの面白さは、使ってみるまで結果が分からないことです。保存状態によって劣化具合は変わりますが、10年ぐらいがちょうど面白いです。
仮に加工するとしても、自分ではこんな色にしないだろうという出会いがあります。共通しているのはザラザラになること。だから谷中のような街との相性もいいですね。
大事なところや旅行で使うのはオススメ出来ないですけどね。ちょっとマンネリしてるなって感じた時や、いまいち撮影テンションがあがらない時なんかに、いいスパイスになりますよ。