【みなさんの写真】東京フィルムカメラワークショップ『熱いフィルム愛で夏の暑さを吹き飛ばせ!』

暑さも少しましになってきたと思ったら雨続きで、試したいフィルムやカメラがあるのに撮影がなかなか出来ず。
なんだか室内作業ばかりじゃもどかしいですね。

ということで時間も出来たので、ようやく7月に東京で開催した、みなさんの写真をここでシェアさせて頂きます。
まだ半分くらいしか届いていませんが(笑)、写真を頂けたら追加していきます。
送ったのに載ってないぞー!という方、名前を変更したい方もご連絡下さいね。

同じ場所でも見ているものは違います。人それぞれの視点は勉強になりますね。
勝手ながらのひとことコメント付きです。

いやー、めっちゃ時間がかかった。
では、早速いってみましょう!

 

7/15(日)カメラシャッフル

Photo:山本さやか
Camera:ブロニカ
FUJIのPRO400Hとの組み合わせです。絶妙に優しい色になりましたね。他にも写真を拝見させて頂きましたが、どれも良かったです。
ただ一点、上から覗くファインダーの難点、水平をとるのが難しい罠にはまっていましたね。
被写体にピントを合わせたら、じっくりとファインダーの全体を見て水平をとりましょう。


Photo : 岩田さおり
Camera:Lubitel166+
こちらも上から覗くファインダー。水平はばっちし。マニュアルの露出も安定していました。意図せずの多重もいい感じ。
初の二眼とのことでしたが、相性が良いのかもしれませんね。いきなり上手く撮れるカメラもあれば、なかなか思うように撮れないカメラがあります。これは前者ですね。購入されましたか(笑)?


Photo : mami.
Camera:NIKON F
毎回ご参加頂いております。その度に上達していますね。視点が増えているなーと感じます。
自分らしさを模索していけばさらに上手くなっていくと思います◎
これからも楽しみにしています!


Photo : marika
Camera:SPROCKET ROCKET
今回、初のご参加。まだフィルムカメラをはじめて間もないとのことでしたが、これからもずっと続けて欲しいなと思っています。
スプロケットロケットは難しい、上手く撮れないという方は多いのですが、いい雰囲気で撮れていますね。
これもまたmarikaさんとカメラの相性の良さを感じます。


Photo:ちゅん子
Camera:LOMO LC-Wide
LC-Wideは超広角で扱いが難しいカメラですが、はじめて使用したとは思えないですね。
一枚目、あえて真っ正面から撮るのは僕も好きだし、この視点を持っている方は上手い方が多いです。二枚目は前ボケを絶妙に使われていて、奥行きのある写真になっています。超広角の良さが出ていますね。

 

7/16(月)ゆるふわ写真の撮り方

Photo:原田美佳
Film:FUJI T-64
使用カメラはレンタルで、二眼レフのLubitel166+。ウエストレベルでの撮影でいつもより少し低い位置での撮影になりますね。
一枚目、ステキな写真ですね。ゆるふわではないかもしれませんが(笑)、自分の撮った写真にしたいくらい好きです。
二枚目は柵が写り込んでしまっていますが、二眼レフはファインダーの位置と撮影位置が上下に少しズレるので、また使うことがあれば、その点も注意しながら撮影してみましょう。


Photo : mami.
Film:FUJI T-64
露出もばっちり。空の余白も入れて撮られていますね。そしてこのパンダ、どこにあったんでしょう?僕は二日間ここで撮影したのに見つけれませんでした。
同じ場所で撮影していても、「どこから撮ったんだろー」とか、「どこにあったんだろー」ってのがあって、僕も勉強になります。


Photo : 相原直子
Film:FUJI T-64
露出やピントの調整でふわっと感は出ていますね。
もっとゆるふわに撮るなら、明暗差が少ない場所、もしくは余白を多く入れて画面をスッキリさせてみましょう。


Photo:ちゅん子
Film:Retro Chrome160
カメラシャッフルの時と同じく、前ボケを入れて覗き込むような視点がステキです。
二枚目もいいですね。ラムネと虹色のゴーストが夏っぽくて爽やかです。このラムネとカメラをもう少し小さくして、左だけでなく上にも余白を多く入れるのもオススメです。


Photo : 谷奈都子
Film:FUJI PRO400H
撮りたいものがしっかりと分かる写真ですね。PRO400Hでゆるふわに撮るとなると、もっと明るく撮影して、他の方と同じく余白を多く入れてみましょう。紫陽花の写真なら、正面ではなく真横から撮る感じですね。


Photo : 橋本智史
Film:FUJI T-64
初の二眼レフということで、水平をとることや視差に苦戦されていましたね。
一枚目、被写体を自ら作るアイデアに地べた撮影はとてもいいですね。猛暑の中でも撮影に燃えている姿が男前でした(笑)。

 

7/17(火)】多重露光の基礎とコツ

Photo : marika
折り紙のグラデーションがキレイに出てくれましたね。
今回は撮影が真っ昼間でしたが、夕暮れの影が伸びるくらいの時間に「シルエット写真」を撮影して、「花」などを重ねてみて下さいね。


Photo : 指田祥子
二枚目、キレイに重なっていますね。今回はネガフィルム使用でしたが、コントラストの強いリバーサルフィルムやクロスプロセスも試してみて下さいね。
色のあるもの、明暗差があるものなどを組み合わせると、インパクトが出ます。


Photo : 橋本まゆ子
シンプルな多重露光に仕上がりましたね。個人的に好きです。暑さもあって室内撮影もありましたが、折り紙の他にも下地になりそうなアイテムはたくさんあると思うので、探してみて下さい。
そして冬にはぜひカモメも◎

 

7/20(金)オススメフィルムTOP5(ノスタルジック編)

Photo : mami.
Film:Deep Color100
不安定なフィルムですが、いい色が出たバージョンですね。被写体もしっかり捉えつつ、視点にいろんなバリエーションが生まれて来ていますね。
猫ちゃんはさらにローアングル(猫と同じ目線)でも撮影してみて下さいね。


Photo : 大橋マキ
Film:Deep Color100
不安定なフィルムの、カラーバランスが壊れちゃったバージョンですね(笑)。
撮影場所や目付きの悪い猫との相性は良かったかなと思いますが(笑)、紹介した他のフィルムも試してみて下さいね。


Photo :与曽井陽一
Film:Kodak Ektachrom 100(期限切れ)
いつも自分なりの視点でしっかりと被写体を捉えられています。期限切れフィルムをチョイスしてリバーサル現像するという冒険心もいいですね!

 

7/21(土)歴代フィルムTOP3 VS 既存フィルムTOP3

Photo : 白石兄ぃ〜!
Film:AGFA ULTRA100
素敵な地べた撮影ですね。視点が面白いです。当日は強制フラッシュのカメラご持参でしたが、ストロボ禁止の場所だったので、フラッシュ部分をテープで隠しての撮影、それの効果なのか「AGFA ULTRA100」の鮮やかな色合いではなく、不思議な色合いになりましたね。それがまたレトロな場所との相性も◎です。


Photo : 田村裕子
Film:FUJI T-64
一枚目、ふわっとではなく渋くなりましたね。二枚目とのギャップがいいです。
紹介したフィルム以外にも面白いフィルムはまだまだたくさんあるので、撮り比べてみて下さいね。好みのフィルムに出会えると、もっと楽しくなります。


Photo : mami.
Film:PRO400H
ピントを合わせる位置、どちらもバランスがいいです。はじめて使うカメラでもしっかり撮れていてびっくり。
後は、PRO400Hの個性をいかすためには、さらに明るく撮っても大丈夫ですよ。

 

7/22(日)モノクロにも個性はあるんやで

Photo : 与曽井陽一
Film:Kodak T-MAX400・FUJI ACROS 100
写真をたくさん見せて頂き、選びきれなかったので三枚に。一枚目も二枚目もいい瞬間ですね。
そんな瞬間に出会えるのは、常にアンテナを張っているからです。モノクロの良さも引き出していると思います。
カッコイイ写真はたくさん見せて頂いてきたので、次は緩い写真も見てみたいです。


Photo : 相原直子
同じ場所からピントの位置だけをズラした二枚。単純だけどいいですね。
食器にピントを合わせる方は多いけど(僕もそうでした)、背景の路面電車もいい被写体なんですよね。
参考になります。


Photo : 原田美佳
Film:Kodak T-MAX400
いつもご参加ありがとうございます。しっかりと被写体をおさめて撮るようになってきましたね。失敗写真も減って来たと思います。
真っ正面からの土管もいいのですが、反対方向から撮る方が背景のたてものが写るので、オススメです。
欲をいえばどちらからも撮っておくのがいいですね。


Photo : marika
連日のご参加お疲れ様でした。一枚目の明暗差(白と黒)をつけた撮影がいいですね。
人それぞれ左右どちからに傾く癖があるので、慣れるまでは水平をしっかり意識していきましょう。
ちなみに僕も意識しなかったら右に傾きがちです(笑)。


Photo : 泉湧大
Film:Lucky SHD100
大胆な明暗差の付け方がいいですね。他の写真も光を意識しているなと感じました。
二枚目、偶然なのかこの瞬間を待っていたのか分かりませんが、暖簾をくぐる瞬間のおじさん写真がめっちゃいいですね!


Photo : mami.
Film:Lucky SHD100
今回の連日WSの参加率、写真の提出率共にトップでした。ありがとうございます。何を撮りたいかが分かる写真がほんとに増えましたね。ワークショップでは使用するフィルムがほぼ決まっているので難しいかもしれませんが、ステップアップとして、フィルムや被写体にこだわりが出てくるといいなと思います。


ということで、相当長くなりましたが、まずはご参加して下さったみなさん、ありがとうございます。
写真もずっとここに残るので、いつかふと思い出して下さい、「とにかく暑かった…」と(笑)。

関東では10月末〜11月中くらいにワークショップ開催を企画しています。
夏の多忙や台風やらで、いろいろとズレてしまっていますがこれから企画していきます◎

大阪でも単発でやりたいなと思っています◎
再会や新しい出会いを楽しみにしていますね。