
こんにちは、猫写真家の雨樹一期です。
当ブログでは、フィルムカメラやオールドレンズの発信をしています。
今回は少しだけ角度の違うお話。
僕はフィルムに魅了されて20年以上フィルムカメラを続けてきました。
20年前といえば、フィルム→デジタルの過渡期のタイミングでもありますね。
そして、おそらく。そこからしばらくしてデジタルが主流になりました。
カメラやレンズの性能もどんどん上がって、カリカリの描写。
一方で、フィルムもじわじわと再燃も繰り返してきました。
フィルムの緩い描写はやっぱり魅力的なんですね。
そして、今はAIを使えば数秒でフィルム風写真が作れる時代。
Photoshopでも簡単にそれっぽい質感を再現されていた方もいますよね。
実際、かなり良くできていました。
フィルム、デジタルと変わり、今は生成AI時代となりました。
でも、それでも僕はフィルムカメラが好きなんですね。使いたいって思うんです。
その理由は、フィルムの魅力が写真の出来上がりだけじゃないからです。
目次
AIでも「フィルムっぽさ」はかなり再現できる
こちらの桜の写真。Chat GPTで「フィルムカメラで撮った風な桜の写真を生成して」と指示した一枚。
特に複雑なプロンプトとかは入れてません。
何も言わなくても、フィルム特有の色味や粒状感、ハレーションを再現してくれています。
フィルムカメラで撮ると、出来上がりまで時間はかなりかかります。
でも、AIは一瞬です。

デジタルで撮った自分の写真↑をフィルム風↓にするのも一瞬です。

昔ならフォトショップで粒状性をプラスしたり、黄色みを足したりしてフィルム風にされている方もいたかと思いますが、これがAIは一瞬。
フィルムを買わなくてもいい。
現像代もかからない。
撮ったその場で確認できる。
効率だけを考えれば、デジタルで撮ってAIで変換が圧倒的に合理的です。
だから、「フィルムっぽい写真を作る」という目的だけなら、AIで十分です。
スマホのアプリでも、フィルム風のエフェクト効果を使えますよね。
それでも多くの方がフィルムを使う理由があります。
フィルムには「触れている時間」そのものの楽しさがある
フィルムの魅力って、出来上がった写真だけではないんですよね。
フィルムを選ぶ時間。
カメラを選ぶ時間。
撮っている時間。
そして、現像を待つ時間。
フィルムに触れている時間すべてが楽しいんですね。
効率を求められる時代。かなり特別な体験だと思っています。
撮る前の時間が楽しい
今日はどのカメラを持っていくか。
コンパクト機にするか。
一眼レフにするか。
オールドレンズを使うか。
さらに、どのフィルムを入れるかでも色味や描写が変わります。
暖かい色にしたいのか。
粒状感を楽しみたいのか。
クリアにしたいのか。
どの感度のフィルムを使うのか。
デジタルみたいに、後から自由に変えられないからこそ、撮る前に考えるんですね。
この悩んでいる時間が非日常で楽しいんですよね。
撮っている時間が楽しい
フィルムは、撮れる枚数が限られています。
だから、なんとなく撮ることが減ります。
光を見たり、被写体とじっくり向き合ったり、シャッターを切るタイミングを考えたり。
一枚一枚を、少し丁寧に撮るようになるんですよね。
これがまた至福の時間になります。
思い通りにならないことも多くて、ブレることもあるし、露出を外すこともあります。
でも、その偶然性すら楽しいです。
完璧じゃないからこそ、記憶に残る一枚になることがあります。
デジタルの考え的には非効率なマイナスな部分が、フィルムになるとプラスに変わるんですよね。
現像を待つ時間が楽しい
フィルムは撮った瞬間に確認できません。
現像が上がるまで、どんな風に写っているかわからない。だからこそ、それを待つ時間にワクワクします。
その仕上がりを見て、
「思ったより良かった」
「失敗してた」
「予想外の写りだった」
そんな時間まで含めて、フィルムなんですよね。
そして、想像を超える一枚と出会えることもあるんですよね。
自分で撮った写真に感動します。
そうやってまたフィルムにハマっていきます。
フィルムカメラがあるだけで楽しい
もっと言えば、フィルムカメラって見た目がいいんです。
クラシックな外観。持った時の質感。
所有しているだけで、テンションが上がるんですね。
使ってない瞬間も嬉しい。
コレクションとしても楽しまれているのが、フィルムカメラなんですよね。
フィルムは効率ではなく、“贅沢な時間”を楽しむ趣味
今の時代って、早くて便利なもので溢れています。
スマホなら、撮った瞬間に確認できる。
AIで何でもできちゃう。この上の写真も、今回のブログのタイトルからイメージをつくってもらったもの。
楽ちんです。
フィルム風がいいのなら。効率だけを考えれば、AIやPhotoshopを使うのは正しい。
でも、フィルムは真逆なんですよね。
お金もかかる。手間もかかる。失敗もする。
しかも、すぐ見れない。
今の時代からすると、かなり非効率。
でも、だからこそ楽しいんですね。
どのカメラやフィルムを使うか悩む時間。
一枚ずつ丁寧に撮る時間。
どんな風に写っているんだろうと、少しワクワクしながら過ごす時間。
そういう、「ゆっくり流れる時間」そのものが、フィルムの魅力なんだと思っています。
感覚的なものというか、自己満足に近い世界。
でも、その自己満足がすごく心地いいんですよね。
効率とか白黒を求める時代だからこそ、遠回りを楽しめる趣味って、かなり贅沢だと思っています。
だから僕は、AIがもっと進化したとしても、フィルムを使い続けると思います。
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