OLYMPUS OM-1の作例レビュー|シャッター音と銘玉レンズが魅力の名機

こんにちは、フィルムカメラと猫をこよなく愛する雨樹一期(あまきいちご)です。
主に、ご自宅に出張して猫ちゃんを撮影したり、フィルムカメラの個人レッスンを行なっています。

今までたくさんのフィルムカメラを使ってきましたが、シャッター音だけなら「OLYMPUS OM-1(オリンパス オーエムワン)」が一番好きかもしれません。
個体差はありますが、軽快で心地良いシャッター音が最高で。撮影するたびに気分が上がり、つい持ち出したくなるカメラなんですよね。

OM-1の魅力はそれだけではありません。
クラシックな外観。小型軽量。そして、今でも高い評価を受ける銘玉レンズが豊富に揃っています。
特にAUTO-MACRO 90mm F2は「最高峰の銘玉」「神マクロレンズ」と絶大な評価を受けています。

これが発売から50年以上が経った今も、多くの写真愛好家に愛され続けている理由ですね。

今回は実際の作例を交えながら、「OLYMPUS OM-1」を使って感じた魅力や気になる点、そしておすすめのレンズ。さらにはOM-10との違いについても紹介していきます。

 

 

OLYMPUS OM-1の魅力と作例

OLYMPUS OM-1は、1972年に発売された機械式のフィルム一眼レフです。

中古価格は状態によって異なりますが、1万円〜8万円が相場です。状態がいろいろなので、価格の幅も広いですね。
機械式一眼レフの名機としては比較的手に取りやすい価格帯でもありますね。

 

 

OLYMPUS OM-1の作例

レンズやフィルムもいろいろなので、色味や雰囲気は少し変わります。
50年以上前のカメラとは思えないシャープ感ですね。その中にフィルムらしい緩い描写もあります。

んーー、絶妙!

 

シャッター音が心地良い

OLYMPUS OM-1の魅力をひとつだけ挙げるなら、僕はシャッター音だと思っています。
もちろん写りやデザインもいいんですが、その点だけで比べると他にも名機はたくさんあります。

「シャッター音がいいってなにそれ!?なんかそれで選ぶのは微妙!」だと思われそうですが、音を聞きたいがためにシャッターを切りたくなるんですよね。

あまりにも気に入ってしまい、「これ、めっちゃいい音じゃない!」って、目を輝かせながら家族や生徒さんに聞かせていましたが、今思うと怖いですね 笑。

でもね、フィルムカメラを好きな人って、シャッター音もこだわりのポイントなんです。
「OM-1」は主張しすぎない、軽快で心地良い音。でも、しっかりと存在感があります。

もちろん、ここに関しては好みもあります。
たとえば僕は「CONTAX 167MT」とかもよく使っているんですが、シャッター音が超微妙で嫌な音なんです。
でも使いたくなるのは、レンズが好きだからなんですね。

フィルムカメラは写真を撮る道具なので、もちろん描写も大切。でも、同時に撮影そのものを楽しむ趣味でもあります。
巻き上げレバーを操作し、ファインダーを覗き、シャッターを切る。カシャッ!
その一連の流れがとても気持ち良いんです。

「撮る時間そのものを楽しみたい」という方にとって、OM-1はとても魅力的なカメラだと思います。

 

小型軽量で持ち出しやすい

OLYMPUS OM-1は約500g。発売当時としてはとてもコンパクトな一眼レフでした。
今でも実際に手に取ると、その小ささに驚かされます。

フィルムカメラというと重くて大きいイメージがありますが、OM-1は気軽に持ち出せるサイズ感です。

首から下げても負担が少なく、街歩きや旅行にも向いています。
どんなに良いカメラでも、重くて持ち出さなくなってしまうと意味がないですからね。

その点、OM-1は自然と手が伸びるカメラです。

 

完全機械式で電池がなくても撮影できる

OLYMPUS OM-1は完全機械式カメラです。電池がなくてもシャッターを切ることができます。
デジタルしか使ったことない方からすると「じゃーどうやって動いているの?」って不思議に思うかもしれません。

まさに、顕微鏡や医療機器の製造で培った超精密な加工技術をすべて注ぎ込んで作った結晶です。

電池は露出計のために使用するだけなので、万が一電池切れになっても撮影そのものは可能です。
電子制御のフィルムカメラも手軽で人気ですが、機械式ならではの安心感というのはありますね。

便利さでは現代のカメラに敵いませんが、不便さも含めて楽しめるのがOM-1の魅力です。

 

今でも修理しやすい

古いフィルムカメラを購入する際に気になるのが修理です。
その点、OM-1は現在でも修理やオーバーホールに対応している専門店が比較的多く存在します。

部品供給の問題はありますが、フィルムカメラの中では長く使い続けやすい機種のひとつです。
実際に整備済みの個体も多く流通しているため、これから購入を検討している方でも比較的安心して選ぶことができます。

 

50年以上経った今でも人気が続く理由

OLYMPUS OM-1がいまだに多くのユーザーに愛される理由は、スペックではなく撮影体験にあると思います。

心地良いシャッター音。持ち出したくなるサイズ感。クラシックな外観。そして今でも評価の高い銘玉レンズ。
写真を撮ることそのものが楽しくなる要素が、このカメラには詰まっています。

 

OLYMPUS OM-1の注意点

OLYMPUS OM-1は今でも十分実用的な名機ですが、購入前に知っておきたい注意点もあります。
致命的な欠点ではないですが、はじめてフィルムカメラを使用する方は、少し戸惑うかもしれません。

 

露出計の電池問題がある

OM-1は機械式カメラなので、電池がなくても撮影できます。
ただ、内蔵されている露出計を使用する場合は電池が必要です。露出なんて感覚で合わせられるという方には必要ありません。

発売当時に使用されていた水銀電池(MR-9)が現在では製造中止になっているため、代替電池や変換アダプターを使用するのが一般的です。

気を付けたいのは、露出計が不良の個体も多いことです。
逆にそれに気付かず合わせてしまって、全部真っ暗とか、白飛びしまくりの結果もあります。
正常に動くか、購入前に確認しましょう。

 

 

 

 

絞り優先AEは使えない

OM-1は完全マニュアル機です。露出計を確認しながら、

・シャッタースピードを決める
・絞りを決める
・ピントを合わせる

という作業が必要になります。人によっては不便に感じるかもしれません。
ただ、フィルムカメラらしい操作を楽しみたい方にとっては、この手間も魅力のひとつだと思います。

シャッタースピードはレンズの付け根のリングを回すことで調整します。

 

OLYMPUS OM-1のスペック

OLYMPUS OM-1の主なスペックは以下の通りです。

項目内容
発売年1972年
マウントOMマウント
シャッター速度B・1秒〜1/1000秒
測光方式TTL中央重点平均測光
露出モードマニュアル
ファインダー視野率約97%
電源MR-9(水銀電池)※現在は代替電池を使用
重量約510g(ボディのみ)
中古価格相場約1万〜8万円

 

 

OLYMPUS OM-1とOM-10を比較

ここまでOM-1の魅力を紹介してきましたが、はじめてフィルムカメラを使う方には、OM-10もオススメしています。
どちらもOLYMPUSを代表する人気フィルムカメラですが、使用感は別物です。

OM-1は1972年発売の機械式一眼レフ。
OM-10は1979年発売の電子制御一眼レフです。

実際に両方を使って感じた違いを紹介します。

 

OLYMPUS OM-10の魅力と作例

OM-10の魅力は、何と言っても気軽さです。
絞り優先AEを搭載しているため、露出合わせに悩むことなく撮影できます。
しかも、OM-1より安くて軽い(約430g)。

フィルムカメラ初心者でも扱いやすく、初めての一台としても人気があります。

 

どちらを持ち出したくなるか

使いやすさだけで考えるなら、OM-10の方が上ですね。絞り優先AEで撮影のテンポも良くなります。
でも残念なことにシャッターを動かす仕組み(内部構造)が変わり、OM-1のような軽快なシャッター音ではなくなりました。

めっちゃ個人的感想ですが 笑。
「今日はフィルムカメラを楽しみたいな」と思った時に手に取るのはOM-1です。
巻き上げレバーの感触。シャッターを切った時の音。機械式カメラならではの操作感。

結局フィルムカメラに便利さって求めてはいなくって。そういった手間に魅力を感じるんですよね。

初めてのフィルムカメラならOM-10からの方が入りやすいです。
ただ、「フィルムカメラらしい手間」を味わいたいなら、OM-1をおすすめです。

 

 

 

ちなみにニコン派には以下もオススメです。

 

OLYMPUS OM-1におすすめのレンズ TOP3

OLYMPUS OM-1の魅力はボディだけではありません。いまでも高い評価を受ける銘玉レンズが数多く存在します。
小型軽量でありながら描写力に優れたレンズが豊富なんですよね。

ここでは、実際に僕が使用したことのあるレンズの中から特におすすめの3本を紹介します。

 

OLYMPUS ZUIKO 50mm F1.4

絞ればカリッと、開放でふわっと。万能でありながらも個性的。
色ノリもよくてコントラストも強めなので、こってりとした描写も楽しめますね。

適度なクセもあり、価格も安くて、とりあえずの一台として間違いないレンズですね。

中古価格相場:1万〜3万円前後

 

 

OLYMPUS ZUIKO AUTO-W 35mm F2

35mmという使いやすい画角に加え、開放F2の明るさが魅力。
50mm F1.4と同じく鮮やかさもあって、スナップや風景撮影との相性も抜群。OM-1のコンパクトさを損なわないサイズ感もいいですね。

ミラーレス一眼と組み合わせた時の相性も良く、個性的な描写も楽しめます。
最短撮影距離が30cmなので、テーブルフォトとの相性も良いんですよね。

個人的には「50mm F1.4」よりも好き。

中古価格相場:18,000円 〜 35,000円前後

 

 

 

OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2

OMシステムを代表する銘玉として知られるレンズです。
シャープさと柔らかさを両立した描写。中判カメラのような解像度。まさにこれぞ神レンズです。

90mmという中望遠レンジなので、日常的なスナップにはやや不向きではあります。

でもマクロレンズなので、ググッと寄った写真を撮ることもできるし、ポートレートや花の撮影でも大活躍します。
安いレンズではないですが、一度は使っていただきたい一本です。

ていうか、このレンズを使うために、OM-1を購入しちゃってもいいのでは?と感じるくらいに最強のレンズです。

中古価格相場:7〜10万円前後

 

 

 

まとめ|今でも色褪せない名機 OLYMPUS OM-1

OLYMPUS OM-1は発売から50年以上が経過した現在でも、多くの写真愛好家に愛され続けている名機です。

小型軽量なボディ。機械式カメラならではの操作感。そして心地良いシャッター音。
さらに、今も高い評価を受ける銘玉レンズを楽しめることも大きな魅力です。

写真を撮る時間そのものを楽しみたい方にとって、OM-1は今でも十分おすすめできる一台ですね。

 

OLYMPUS OM-1はこんな方におすすめ

OLYMPUS OM-1は以下のような方におすすめです。

・機械式フィルムカメラを楽しみたい方
・シャッター音や操作感を重視する方
・小型軽量な一眼レフを探している方
・OLYMPUSの銘玉レンズを楽しみたい方
・長く使える名機を探している方

逆に、

・絞り優先AEを使いたい
・露出合わせをできるだけ簡単にしたい
・手軽さを最優先したい

という方は、OM-10の方が向いているかもしれません。

 

 

OLYMPUS OM-1の採点

満足度 ★★★★☆
描写 ★★★★☆
画質 ★★★★☆
価格 ★★★☆☆
操作性 ★★★☆☆
使い心地 ★★★★★
携帯性 ★★★★☆
デザイン ★★★★☆
ファインダー ★★★★☆

 

その他のおすすめカメラ

コンパクト、描写力、個性的などのジャンルに分けたランキングなど掲載しています。
OM-1もおすすめですが、他にも紹介したいカメラはたくさんあります。
ぜひご参考ください。

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